アーティストビザ申請用|カヴァーレター公開

カバーレターイメージ画像

アーティストビザ 申請|カバーレターとは?

今回は、アーティストビザを申請する際に資料の頭にくるカバーレターを公開します。そこには雇用主やスポンサー(申立人)がレター形式で受益者のビザ許可をリクエストする内容が書かれています。そして、下半分にはファイルの内容の概要を添えます。例えば、本で言えば目次のような役割です。

いわゆるヘッダーのある会社でも使われているようなビジネスフォーマットです。会社のロゴが左、住所と連絡先が右に書かれいるような形です。以下画像つき。

その直下に、ビザ申請の資料の送り先の移民局の住所が記載されます。注:送り先住所は申請する度に確認してください。内容によっては送る州が違う場合があります。

アーティストビザ |ヘッダーの後に来る内容

Re: O-1B related I-129 Petition for YOUR NAME (the “ Beneficiary”).

と書かれたタイトルのような文章が入ります。YOUR NAMEはもちろん受益者の名前です。 Beneficiaryとはあなたのことです。しかし、気をつけてください。受益者は申請する人ではありません。申請をするのはスポンサーまたは雇用者です。または、弁護士です。つまり、申立人です。あなたは、ビザをサポートされる側の人です。この概念はしっかり押さえましょう。

アーティストビザ用のカバーレターの画像

カバーレターで特に注目して欲しい赤いラインの箇所

カバーレターのリストの部分切り抜き画像

ここは弁護士さんに依頼し作成した場合、用語の使い方が変わってきます。リストの書き方がEXHIBITION1、EXHIBITION2など。専門用語を用いた箇条書きのような形かと思います。しかし、内容はほぼ同じです。私が書いた方法でも、許可はおりました。わかりやすいことが最重要です。

アーティストビザ |Enclosed please find: とは?

リストの先頭に書かれているこの1行、「資料が全て揃えてあります。以下のリストの内容をファイルから見つけてください」と言う意味です。移民局の審査員の方へのメッセージです。

1から5番までのリストの内容は?

個人情報などの最重要資料のリストです。一番重要なのはForm I-129とファイリング料金$460。見てすぐにわかるようにI-129フォームの直後に、Money OrderかBank Checkを封筒に入れるなどしてアタッチします。その後に重要なユニオンからのレター、そして個人情報の順に作成していきます。わかりやすいようにしっかりオーガナイズすること。それを見つけやすくするのが、このカバーレターの役割でもあります。目次のようなものです。逆に言うと、カバーレターを先に作成すると、ファイル作成時にアウトラインとして役立ちます。

  1. Form I−129と申請料金
  2. ユニオンからの重要なレター [Written Consultation]
  3. パスポートやソーシャルセキュリティカード、全ての個人情報に関する資料です
  4. 雇用者やスポンサーとの契約書
  5. 個人の経歴に関する資料

前半が以上のような最重要資料のリストになります。

最後のハイフォンのリストは個人経歴の資料です

これらは最重要資料ではありませんが、許可の合否を左右するサポーティング・ドキュメントとも言います。

  • 申請者の経歴や大学卒業証明書 など過去に授与された奨学金やアワードの証明書など
  • 演奏してきたプログラムや演奏会場の情報など
  • プレスやメディアに掲載されたもの また日本語の場合は英訳にされたもの
  • 推薦状 (6通)

となります。この箇所には、エビデンスとして有力な資料(それぞれ20個全て)に番号をつけました。例えば、有名なコンサートホールで演奏した内容や、主要メディアに取り上げられた新聞の記事など。説得力の強い資料ほど頭に持ってきます。全て白黒のコピーをしたもので大丈夫です。自分の名前にはピンクか黄色のハイライトで線を引くこと。カラーコピーにするとわかりにくいので白黒にすることをお勧めします。

審査員の人がカバーレターに戻り、見たい箇所へ飛ぶことが出来るようなファイル作成が理想です。これは、クリエイティブに自分で作成してOKです。

まとめ

如何でしたでしょうか?今回は自分がアーティストビザを申請した時に使用したカバーレターを公開しました。フォーマットの紹介と、リストの書き方がわかります。まずは、カバーレターを雇用主やスポンサーに作成してもらうこと。そして、内容のリスト作成を一番初めにすると、資料作成の進行がしやすいかと思います。ぜひ参考にしてみてください。

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