アーティストビザの基本知識

アメリカでアーティストビザ申請のイメージ画像

アメリカでアーティストビザを取得したい

米国でアーティストビザを取得したい方用にO-1ビザについての基本知識を載せています。現在、どこの国よりもビザを取得しづらくなっているアメリカ。どうしてもビザを取りたい。そんな方は以下の情報を参考にしてみてください。もしかしたら、努力すれば取得できるかもしれません。

アーティストビザとは?

アーティストビザは、他にも芸術ビザやO-1ビザなどとも呼ばれています。あまり聞くことはありませんが、日本語に訳すと卓越能力者用のビザとも言います。Oビザにも種類があって、O-1A とO-1Bがあります。他にもOビザの種類としては、アシスタント系やご家族用のものがあります。その辺は詳しくないので私がこのブログで扱っているOビザの種類はO-1A とO-1Bのみです。

アーティストビザ(O-1)には種類あります。O-1AO-1Bの違いの記事についてもご覧ください。



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アーティストビザの保有期間

初期申請でビサが下りた場合、まずは3年間そのビザを保有することができます。その後、アメリカに在留したい場合は、期限が切れる前に更新しなければなりません。一年毎の更新か、スポンサーを変更して新たに3年の再申請をします。

稀に、同じスポンサー下で3年延長することもできます。

更新し続ければ、何年でもO-1ステイタスを保持することは出来ます。しかし、毎年更新は結構大変です。ある程度キャリアを重ねた時点でアーティスト・グリーンカード(永住権)を申請する人もいますが、これはかなりハードルが高いと言われています。

EB-1永住権については以下

申請資格

アーティストビザ申請は「卓越した能力がある」ことを移民局に証明しなければなりません。世界的に有名が賞を取得して場合、このビザを取得するのは容易だと思います。
例えば以下の賞 

アカデミー賞、エミー賞、グラミー賞のような国内外の著名な大賞の受賞。候補者にノミネートされた、または受賞したことがある。これがあれば、ほぼこれだけで取得できます。しかし、海外の賞であれば、他にも資料を加えることをお勧めします。

もし上のような経歴がない場合は、以下のうちの3点を満たす必要があります。

  • 極めて著名な作品や公演に本人が主役またはスター級として出演した経験と資料あり。また、本人がオーガナイザーやキュレイターである。
  • 過去の演奏や活動などのを大手の新聞、業界紙、雑誌その他の出版物に掲載経験。たくさんのメディアに自分の名前が出ている。
  • 本人が著名な一流の組織や団体のために重要な役で主演したことがある
  • 本人が業界において成功を収め、評論家の間で絶賛されているという場合の資料あり。例えば、資料、レビューや証明書など。推薦状もここへ入ります。
  • 本人の専門分野における業績が国家間の友好へ貢献するものである。その証明資料。
  • 絶大な収入がある 収入が見込める

アーティストビサ申請と時に提出する重要書類の一部

  • アーティストビザの申請費用は現在460ドル
  • 自分の経歴の資料を作成します。提出用と面接用
  • Written Consultation を入手する
  • 同業者団体以外に自分の周りの分野で活躍している人からの推薦状を集める。

注:ビザ申請費用は度々変更されます。最新の料金を必ずチェックしてください。去年は一度600ドル代になりましたが元に戻ったようです。

申請をしてから許可を得る(Approval Notice)

原本のファイルを移民局に申請してからおよそ3ヶ月から半年ぐらいオンライン上で結果を見ることが出来ます。

申請してから数週間でファイルが届きましたと言うレシートが届きます。レシートに受け取り番号が記載されいる。それが、個人番号になります。EACから始まる番号をキープしてください。ちなみに、よほど犯罪歴などがなければこの時点で却下されることはありません。資料が足りない場合はRequest of Evidenceといい、更なる資料を請求されます。これが満たせない場合は却下されるでしょう。



アーティストビザの面接

アメリカ出国の際に必ず携帯する書類(最重要)

  • 許可書  (Approval Notice)I-797Form
  • 自分が作成した資料
  • パスポート
  • 面接予約の確認書 (その他もあるので必ずご確認ください)

アメリカ国外へ出た場合 滞在先の米国領事館にて面接を受けなければなりません。そして、面接の直後に合否がわかります。1週間後にビザスタンプが添付されたパスポートが滞在先に送られてきます。ここで面接を失敗すると却下される場合は多々あります。パスポートにビザのスタンプが加えられたことでアメリカに再入国ができます。

まとめ

この記事ではアーティストビザの基本的な情報をご紹介しました。実際にUSCISのウェブサイトに記載されている条件内容は抽象的でわかりにくい箇所もあります。でも、頑張って読んでみましょう。このブログが少しでも参考になれば嬉しいです。



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