NY市立大学一覧

ニューヨーク市立大学 とは?

City University of New York の略称をCUNYと言います。日本語でニューヨーク市立大学です。私は2年制のコミュニティカレッジからスタートし、4年制大学へ編入。その後、大学院へと進みました。この学生期間を通して、今でも繋がる友人や素晴らしい教授の方々に出会うことが出来ました。大学を卒業した後でも、CUNYは仕事やキャリアをサポートしてくれます。

コミュニティカレッジ (2年制)

アメリカの2年制のカレッジは日本で言うと短期大学に近いように思われるかもしれません。しかし、実際は違っています。日本の短期大学へはフルタイムの学生としていきますね。しかし、アメリカは一度社会に出た人が大学へ戻ることが結構当たり前です。例えば、生活のために仕事をしながら、大学の単位を取る人も結構います。

ニューヨーク市には6つのコミュニティカレッジがあります。以下それぞれ短くご紹介しています。

Borough of Manhattan Community College

ボロー・オブ・マンハッタンコミュニティカレッジ

マンハッタンの先端地にあるオシャレなトライベッカというエリアにあります。ファッション街のSOHOも近く場所的にはエキサイティングだと思います。リベラルアーツの他に専門的なテクニカルなコースもあるのが魅力で実践的な知識を身につけることが出来ます。

LaGuardia Community College

ラガーディア・コミュニティカレッジ

六つのコミュニティーカレッジの中では一番勉強が大変だと言われているコミュニティーカレッジです。クイーンズ区にあります。専門的なコースだと会計が有名です。ビジネスに興味がある人はここから初めて、バルーク校へ編入という手段もあります。

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Queensborough Community College

クイーンズ・ボロー・コミュニティカレッジ

このカレッジもクイーンズ区にあります。クイーンズに位置することにより学生はアメリカ人より移民やマイノリティーのパートタイムの学生が多い様です。看護科が強いです。

Bronx Community College

ブロンクス・コミュニティカレッジ

ブロンクス区に位置しているので日本人が在籍しているのかは不明です。日本人があまりいない環境で勉強してみたい場合は調べてみる価値はあると思います。

Kingsborough Community College

キングス・ボロー・カレッジ

ブルックリンの先端、マンハッタンから遠い島の先端にあるので 全くマンハッタンとは違ったカルチャーを冒険したい方にはお勧めです。ブルックリンの海近辺にはロシア人、オーソドックスユダヤ人、また中国人、イタリア人が移住したエリアもあるので国際色豊かな日々を送ることができます。マンハッタンライフから離れて、勉強したい人には一層のこと日本人のいない場所で勉強するのも良いと思います。教育、人文、ビジネスが強い様です。

Hostos Community College

ホストス・コミュニティカレッジ

ホストス校もブロンクス区にあります。駅から1分の場所にあるので、ブロンクス区にありますが比較的に楽にアクセスできます。日本人が在籍しているかは不明なのでしっかり調べましょう。ちなみに、ブロンクスに住んでいる日本人もいるの、近頃は住みやすくなってはきています。


四年制のCUNY大学

次はニューヨーク市立大学4年制の大学をご紹介します。

シティーカレッジ

CUNYの4年制の大学で最も古い大学で美しいキャンパス。ニューヨークの地下鉄を作る際に発掘された土や岩でキャンパスが作られています。なんと大学創始者は日米修好通商条約で有名なタウンゼント・ハリスです。移民をはじめ全ての人に教育を受ける権利があると言う信念の元に作られました。一時はユダヤ人の学生が一番多い時期もありました。『プロレタリアのハーバード』とも呼ばれており、非常に質の高い教育を受け。輩出著名人:パウエル国務長官やOver The Rainbowの作曲者など

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ハンター

アッパーイーストサイドのおしゃれな場所にある小さめのキャンパスを持つ大学です。実はこの大学はもともと女子大学でした。そして教育者を育てる専門大学だったようです。付属の小学校はニューヨークでは天才的な子供でないと入れません。大学ももちろんレベルは高く教育学部、また看護学科が強いです。もともと、女性の大学だったからですね。輩出著名人:エレンバーキン、ヴィン・ディーゼルなど

強い学部:教育学部、看護学科、ライティング(英語、ジャーナリズム)、アート、シアターアートなど

 

バルーク

ビジネスマガジンForbsの大学ランキングでもトップに入る優秀な大学です。

キャンパスのロケーションもダウンタウンのグラマシーというお洒落なエリア。ビジネスマンたちのエネルギーを受けることが出来ます。

強い学部:ビジネス (アートとビジネスも含む)、会計、経営、全般、またジャーナリズム等

クイーンズ

子の大学はマンハッタンにはありません。セントラルシティから電車とバスを使用して通わなければならないのです。多くの学生がフラッシングなどの大学付近か郊外に住みます。

キャンパスもCUNYの大学の中でも一番大きいかと思います。学部ごとにキャンパスが離れているので、アメリカン・キャンパスライフが楽しめます。

有名な学部は音楽学部でクラシック音楽、ジャズ、音楽理論、作曲、音楽教育が強い。勉強に集中できる環境です。

フラッシングというエリアには、多くのアジア人がコミュニティを形成しています。

強い学部:クラシック、ジャズ音楽、教育、看護、ビジネス

ブルックリン校

ブルックリンはブルックリンカウンティにあります。マンハッタンからやはり3、40分の場所にありマンハッタン島にはありません。クイーンズ大学はアジア人が多いですが、ブルックリン大学のまたガラッと変わります。ユダヤ人やロシア系移民が多い。ブルックリン大学も音楽は強く、特に現代音楽や電子音楽やアートに力を入れています。

学部:ジャーナリズム、音楽(特に現代音楽)、サウンドアート、アート、キネシオロジー

ニューヨーク市立大学大学院(約1年半〜2年)

ニューヨーク市立大学の院へ入るには、日本かアメリカどちらかの学士号が必要です。大学院では自分の選んだ学問をまた一歩絞って研究することが出来ます。

どのCUNYの4年制大学からでも大学院へ進めます。学部によって違う大学院に移動する人もいます。プライベートの大学をチャレンジすることもできます。例えば、コロンビア大学やNYUなど。

大学院を卒業して修士号を取得した方が、収入が多くなると言われています。

博士号 CUNY Graduate Center (難関)

ニューヨーク市立大学の博士号はかなり狭き門です。世界中から優秀な人が集まってきています。キャンパスはマンハッタン島の中心、エンパイアステイトビルの近くにあります。

リサーチが専門なので、論文を書ける程の英語ライティング力。またセミナーで意見を交換するスピーキング力。また膨大な本を読める速読プラス読解力がないとついていけません。

学問:バイオロジーやジャーナリズム 文化、政治、フェミニズム、他にもたくさんあります。

 

以上に表記した全てのCUNYの大学はニューヨーク市が経営する大学なのでニューヨーク市内に点在していると言うことになります。なので、どの大学も地下鉄やバスで通学が可能です。