クーパーヒューイット国立デザイン博物館
クーパーヒューイット国立デザイン博物館とは?
クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館は、デザインとデザイン史に関する展示を行う唯一の博物館です。マンハッタンのイーストビレッジに位置するクーパーユニオンという才能あるアート学生がほぼ無料で入学できる学校の一部として、1897年にクーパー家の姉妹、サラとエレノア・クーパーヒューイットによって設立されました。
私とクーパーヒューイット国立デザイン博物館
メトロポリタン美術館やウィットニー美術館ほど有名ではありませんが、なぜか20年前、ニューヨークに来て初めて訪れた博物館でした。理由はシンプルに「無料だったから」です(笑)。有料でなかなか足を運べなかったグッゲンハイム美術館についての記事もご覧ください。
リングウッド・マノアでの体験
ニュージャージ州にあるリングウッド・マノアという広大な屋敷。バンデミック中に訪れたときの話です。特に調べずに気軽に向かった先が、広大な領地にある豪邸でした。その日はどんよりとした曇りでした。昼間なのに周りは暗く、マンハッタンから逃れるように向かいました。
途中、ひどい眠気に襲われ、到着したときにはひどい寒気と頭痛がしました。駐車後、仮眠を取ってから豪邸に入ると、悪寒がさらにひどくなり、早々に帰ることに。帰り道、頭痛が急に消え、回復しました。帰宅後、リングウッド・マノアの歴史を調べると、幽霊が出るという説がニューヨークタイムズにも取り上げられていました。
クーパーヒューイット家の歴史
初代の一族:ロバート・アースキン
スコットランド出身のロバート・アースキンが最初にこの家を建設しました。彼は発明家でありエンジニアでした。鉄鋼技術がベンジャミン・フランクリンに認められ、鉄鋼を掘り始めました。
二代目の一族:ライアソン家
次に土地を買い取ったのはオランダ人のライアソン家です。彼も鉄鋼業で一時は成功しましたが、最終的には多大な借金を抱えることになりました。
三代目の一族:ピーター・クーパー
ピーター・クーパーは大富豪で、クーパーユニオンの創始者です。彼もまた鉄鋼業で成功し、ニューヨークの発展に大きく貢献しました。
クーパーヒューイット美術館の創設
サラとエレノア・クーパーヒューイット
ピーター・クーパーの孫娘であるサラとエレノア。祖父のフィランソロピーを引き継ぎ、無料でアクセスできる美術館として設立しました。現在のミュージアムがある建物は、実業家アンドリュー・カーネギーが晩年暮らした家でもあります。彼もまた教育やアートに投資したフィランソロピストです。
リングウッド・マノアに出没する幽霊
この写真はスペイン風邪は流行した1918年にRingwood Manorで撮影されたものです。このお屋敷も見てきました。真ん中にいるのは姉のエレノア、一番右が晩年のサリー(サラ・クーパー)歴史を知りたかったらこちら
Photo Courtesy to Cooper Hewitt Museum
1人目:ロバート・アースキン
池のほとりで青いランタンを持つ姿が見えるそうです。
2人目:黒人奴隷
酷い仕打ちを受けた黒人奴隷の幽霊で、ドアが勝手に閉まるなどのトラップ現象が起こります。
3人目:サラ・クーパーヒューイット
バラの香水の香りがする場合、サラの幽霊が近くにいると言われています。
まとめ
クーパー・ヒューイット家はニューヨーク市を作り上げた一族であり、サラとエレノアによって設立されたクーパー・ヒューイット美術館は、最新の技術や歴史的なファッションなど、多岐にわたる展示が魅力です。訪問した際の恐怖体験から、クーパー・ヒューイット家の歴史を深く知ることができました。