Monthly Archive: June, 2023

ニューヨーク大気汚染 真剣に考えないと住めない。

ニューヨーク大気汚染の問題 6月の頭にカナダの山火事が発生。その煙がニューヨーク州へと流れてくるという前代未聞の状況になりました。街は一時オレンジ色になり、太陽の輪郭もくっきり見えるほど異様な光景になりました。 この時に発生した大気はかなり体に有害でした。肺や心臓に問題がある方はもちろんのこと。また、小さなお子さんにはとても有害だということで、自宅に待機する警告が出ました。 自然の中で育ったまえがみにとって、この汚染は耐え難いものでした。ニューヨークにいる皆さんももちろん同じように息苦しかったのではないでしょうか? 6月頭の大気汚染のAir Quality Indexはこのような感じでした。 6月末の大気汚染 そして今週、再びカナダで山火事が発生。現在も部屋の中は煙臭いです。窓はしっかりしめているのですが、このPM2.5(2・5ミクロンのサイズ)というのはかなり小さな物質らしく、マスクも通り抜けるそうです。なので、マスクもN95 でないと着用している意味がありません。 エコライフを真剣に考える ニューヨーク大気汚染でこのような状況は前代未聞です。これは、かなり地球温暖化が進んでいることが明らかです。日本はこの影響で雨量が増えていますね。カナダは逆に熱帯で乾燥しているのです。 少しでも、いやもしかしたら少しでは足りないかもしれません。今こそ、エコライフを一人一人が行動に移さないと、ポイント・オブ・ノーリターン(気温上昇がもう止まらないポイント)の日は近づいています。もう過ぎてしまったのでしょうか?そうしたら私たちはもう死滅へ向かっていますね。 ニューヨークに木を増やす ニューヨークに少しでも木を増やす努力をしています。その肥料に皆さんのお家からでる生ゴミは肥料になります。木々が増えれば街の空気を綺麗にしてくれます。以下の記事を参考にしてください。 ランドフィルを減らす ニューヨークの大気汚染を直接回避することは出来ません。しかし、カナダでは火災でさらに木々がなくなっています。ランドフィルを増やすとどうなるのか?それは木を切り倒してゴミを埋める場所を見つけなければいけません。そういうゴミを減らす努力してますでしょうか?危険物などの処理も大事なアクションです。とにかくゴミを出さない生活を少しでも心がけたいものです。 クライメート・ウィークのドローンショー。 服はどこで買っていますか? H&MやZARAなど、また高級ブランドでさえも、たくさんの衣類を季節ごとにセールにし、余った大量の服はランドフィルに埋めています。リサーチをした上で、自然環境を考えたお店を選びたいものです。また、服を着ておしゃれな毎日。でも本当に必要でしょうか?同じものを長く着る努力をしてください。パタゴニアは頑張っています。パタゴニアは去年、商業ビジネスを辞め、非営利団体へと移行しました。私たちは、パタゴニアの服を修理して使っています。もう、おしゃれで見栄をはる時代は終わり。1つの服を長く大切に使う方がかっこいい。また、古着屋さんなど再利用した服でおしゃれなアーティストニューヨークにはいます。 まとめ 大気汚染のニューヨークで生活するのは非常に疲れます。外にも出れません。しかし、今回の問題はカナダの所為ではありません。私たちが引き起こした地球温暖化が原因です。少しだけのアクションでは足りなくなってきました。皆さん、動きましょう。 [ニューヨークのお魚と統一教会の関係]

READ MORE ニューヨーク大気汚染 真剣に考えないと住めない。

アファーマティブアクション|米連邦最高裁の判断は正しいのか?

アファーマティブアクション|米連邦最高裁がまた保守寄りに 三権分立の1つである米国連邦裁判所が昨日入学選考でアファーマティブアクションに制約をつけました。ヤフーの今回のニュースの訳し方は納得いきません。特定の人種に優遇な処置ではないです。「優遇」の意味は手厚く待遇するという意味です。 もっと直訳して欲しいです。わかりやすくいうと、主観で人種や移民というだけで差別をしない法律です。黒人だからという理由だけで落とされることが過去あったということです。それは、日本人だからダメと言われるのと一緒のことです。そして、個性や能力は十分にあるのにも関わらずです。 こういう問題を防ぐ処置なのに中途半端な訳し方や報道はやめてほしいと思います。基本的に、ハーバードやノースカロライナ大学へ入学希望をする人は、すでに十分な実力のある学生が申請します。逆にいいます。ハーバードやノースカロライナ大学へ申請するまでに至らないです。私はニューヨークで勉学に励む生徒を見ているので、優秀な大学へ行くことがいかに大変なことがわかっています。 アファーマティブアクションってなに? アファーマティブ(affirmative)は主に「肯定的」「積極的」と訳される英語の形容詞(または名詞)。 「アファーマティブアクション」は「積極的格差是正措置」と訳され、社会的弱者を積極的に救済し格差を是正する取り組みです。皆さん勘違いしているのは、マイノリティーだからといって選ばれるわけではないでのです。実力があった上で平等な視点で、主観的でなく対応することです。「優遇」という訳が勘違いを生むのではないでしょうか? 正しい情報を入手する 日本のメディアは偏っている なので英語が読めるようになることが必須なのです。訳し方で解釈が全く変わってくるのが残念です。このヤフーのニュースだとあたかも民主主義としては米国連邦裁判所が正しい判断を下したというような印象ですね。確かに正しいと思っている人もいるようですが本当にそうでしょうか?問題なのは大学入試で「主観的」に落とされるということは怖いことではないでしょうか? 人ごとではない内容 自分のお子さんをハーバードや優秀な大学へ送りたいですね。しかし、この概念が広がると、自分のお子さんがアジア人だということだけでもっと差別される可能性が出てくるということです。トランプ元大統領は「これで実力主義になる」と言っています。違いますよ、彼が意味しているのは「これで白人至上主義に戻る」ということです。 例えば、私の友人は今回の対象になったハーバードとノースカロライナ大学のうち、後者の大学へ行った人がいます。かなり優秀な大学です。彼女自身も成績トップの子でした。しかし、彼女はそこで白人に差別され楽しい大学の思い出がありません。彼女はその後コロンビア大学の院へ行きました。ニューヨークでの生活は謳歌したようですが、ノースカロライナでの出来事は悲惨だったようです。完全に無視され、透明人間(インビジブル)のように扱われたそうです。ちなみに、コロンビア大学は、かなりリベラルなので今回の判断が影響しないことを願います。 共和党が6人 | 民主党が3人 現在の米国連邦裁判所は共和党が6人、民主党が3人で構成されています。そしてどちらにも黒人がいます。今回の件ではその二人がそれぞれの黒人としての立場でかなりもめたようです。ニューヨークタイムズの記事で興味深い内容が書かれていました。記事はこちら ロー対ウェイド法覆る 去年の今頃、女性の中絶する権利が奪われた州が出てしまいました。この時も、保守派が力をもつ最高裁が下した判断です。現在でも問題は解決していません。 アメリカは白人と黒人という問題を抱えていますが、このアファーマティブアクションは、他のマイノリティーも含まれます。ニューヨークタイムズでは黒人やヒスパニック対象となっています。しかし、私はアジア人も含まれる可能性は出てくると思います。それは、州がどれだけ共和党寄りかで決まってくるので、大学を選ぶ際は本当に注意した方が良いです。 優秀なマイノリティーをまじかで見るNYC どうしてまえがみがこのような考えになるのか?それは、ニューヨークではマイノリティーの実力が凄いからです。昨日の記事では、残念ながら黒人による犯罪の記事となってしまいました。しかし、実力がある黒人、または女性やLGBTQに圧倒される瞬間は本当に多いからです。マイノリティーだから凄いのではなく、個人としての実力が他の人よりエクストラオーディナリー(卓越した能力の持ち主)だということです。そういう人たちがマイノリティーの中に見受けられるということです。人種がどうだからとか、国籍がどうだからというのが全く関係ないと実感するのがNYCだと思います。 例えば、ユダヤ人や華僑や印僑 現在、世界の経済を担っているのは迫害されてきた、差別されてきた人種です。ユダヤ人、中国人、そしてインド人。あの有名なメディチ家はドイツからではありますが元はゲトーに住んでいた貧困民のユダヤ人でした。ユダヤ人(金融)、中国人(商業)、インド人(IT) はアメリカへ移民として貧困状態で根を下ろし、子供達を優秀な大学へ行かせ、大成功を納め、現在もアメリカの経済を支え続けています。マンハッタンにはこの人種が多くて驚きます。私の生徒もインド人や中国人がいます。今度、移民で来た中国人の子供たちがいかに勉強するかの記事も書けたらと思います。 黒人やヒスパニック 黒人は悲惨な過去がやはり負の連鎖を引き起こしています。南北戦争が起こった頃に白人に優遇された黒人の子孫は成功している人も多いです。しかし、奴隷として人間として扱われなった人たちの子孫は現在も賃金の低い労働環境から抜け出すのは簡単なことではありません。またヒスパニックも劣悪な環境から移民してきてアメリカに根をおろすのは大変なことです。また、宗教や文化、国民性、複雑な要因が絡んで教育面で伸び悩んでいるのも事実です。しかし、その中でも優秀な人はいるのです。 国力を伸ばしたいのなら今回の判決はマイナス 本当にアメリカの国力を伸ばしたいのであれば、今回の判断はマイナスに働くと思います。アメリカは個人主義。個人の能力が認められてこそ、今の強い国があるのです。アメリカは移民の国なのです。多様性があるからこそ、様々な発想が生まれるのです。 まとめ 今回は米連邦裁判所が下したアファーマティブアクション制約に関しての記事でした。日本から見たら関係ないと思うけど、私はアメリカに住んでいるので共和党寄りの軌道修正は怖いです。それは、私も一移民だからです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

READ MORE アファーマティブアクション|米連邦最高裁の判断は正しいのか?

ニューヨーク治安悪い 地下鉄で携帯を取られた人目撃 危険な時間帯?

ニューヨーク治安状況 携帯を取られた人 危険な時間帯 ニューヨークの治安状況は一時期よりは向上したとは言えます。今年2023年の5月にはポリスが地下鉄のプラットフォームにいたため少しは安心できました。しかし、最近またポリスが減っているような気がします。それは地下鉄利用者が増えたからという緩みな気がします。昨日、初めて窃盗事件を目撃しました。 地下鉄で携帯を取られた女性 昨日夕方ごろ、某地下鉄のプラットフォームで年配の女性が若い男性(黒人でした)を追っかけている姿を見ました。「そこの男を捕まえて!iPhoneと盗んだから捕まえて!」と叫びながらすごい速さで走る女性。 しかし、誰も助けようとはしません。それは、走る二人が速すぎてなのか、身の危険を感じてなのかはわかりませんがみんな何も出来ない状態でした。逃げる男と追いかける女性はそのまま階段の上へと消えました。その後どうなったかはわかりません。私もあっという間の出来事だったのでどうしていいかわからないまま二人は消えました。しかし、彼女の命に関わるようなことは起こっていないと思います。無事、携帯が手元に戻ってきていることを祈るばかりです。 最近携帯が狙われる?特にiPhone要注意です。 実は先週、私自身も某ミッドタウンの地下鉄プラットフォームでiPhoneを眺めていたところ、黒人のフラッとした男性が私のところへ一瞬近づきました。一瞬顔を見ると、黒人の人で顔に切り傷がある様子でした。不自然に近づいたので私は警戒しました。その男は一度私の前を通り過ぎ数メートル離れたところへ行きました。私は普段からキョロキョロして警戒しているので、彼に気づかれないようにちらっと見ました。 そしたら私を見ている!?咄嗟にこれはアウトだと警戒した私は、丁度到着した全く違うラインに乗り込みました。明らかに不自然な男だったので正しい行動だったと思います。私は、2つ目の駅で降りて同じ男がいないか周りをみて、自分の使用するラインへ乗り換え無事帰宅しました。 ニューヨークの治安|危険な時間帯 窃盗が多くなっています。昨日の女性の事件も私が狙われた時間帯も共通して夕方です。一般の人が仕事が終わり疲れているような状況を狙われる気がします。夕方4時から夜7時頃は特に気をつけた方がいいです。夜は基本的に地下鉄は避けましょう。 周りの人は助けてくれない 周りの人は助けてくれないと思った方が良いです。それは、現在のニューヨークはナイフなどの凶器どころか、拳銃を持っている可能性もあります。もしも、あなたが何か盗まれた場合は、諦めることをおすすめします。追っかけたり、立ち向かったりするのは危険です。iPhoneの値段など、ご自分の命に比べたら大したことないです。 まとめ 今回は昨日目の前で起こった携帯窃盗現場のことについて書きました。自分ももしかしたら被害者になる可能性はあります。どちらもマンハッタンでの出来事です。地下鉄を利用するときには、携帯など眺めて立つのはやめましょう。

READ MORE ニューヨーク治安悪い 地下鉄で携帯を取られた人目撃 危険な時間帯?

ニューヨーク|サンライズマートの様子 2023年

サンライズマートとは?  ニューヨークでサンライズマートと言えば、日系スーパーの中でも一番有名だと思います。第一号店はイーストビレッジにありましたが残念ながら閉店してしまいました。私が2001年に来た頃は、活気があり、店員さんもみんな日本人。キラキラしていた日系スーパーでした。 パンデミック明けは、マンハッタンから日本人は随分減りました。なので、店内で働く人も多国籍の人です。昔は不法滞在で働く日本人が多かったですが現在はビザ状況が厳しく難しくなりました。 今回はミッドタウンにあるサンライズマートの様子をご紹介します。 サンライズマートの場所はどこ? 今回ご紹介しているのはホワイトカラーウォーカーの多いエリア、ミッドタウン店です。私自身が、この近くのニューヨーク市立図書館をよく利用するのでサンライズさんには度々お世話になっています。 サンライズマートの入り口の様子 昔は一箇所だけでしたが、現在は生鮮食品を売る場所と食べる場所が隣り合わせのお店になりました。なので、ご飯を食べたい人は西側のお店に、グロッサリーショッピングの人は東側のお店に入る感じです。どちらの入り口も似ています(笑) サンライズマートのカフェの方の入り口 生鮮食品を扱う店舗の入り口 サンライズマートのお弁当 去年(2022年)のインフレーションでお弁当の値段が一時高騰しました。1つ18ドルくらいになった時期もあったのでは?でも、今回はインフレーションも少し収まったのか、値段が落ちていました。それでも、日本のお弁当に比べたらありえないほど高いです。東京でこの程度のお弁当だと500円くらいですよね? 鮭弁当は日本円で1900円くらい!? 鯖弁当は日本円で1600円くらい!? 栄養を考えた工夫は感じます 鯖や鮭のお弁当がありました。また、筑前煮や磯辺揚げなど、工夫をして色々入れてくれてあります。栄養の偏る学生さんや一人暮らしの方々には嬉しいトッピングがいくつもありました。 サンライズマート|日本人が減少 2階がカフェのようなスペースになっています。結構落ち着く空間です。Wi-Fi はありません。 まとめ 今回は、2023年度、パンデミック明けのサンライズマートをご紹介してみました。日本人はいないものの、活気は戻っています。日系のスーパーはかつては日本人御用達のお店でしたが、現在では国際式豊かなお客さんが多くなったことが20年前との違いです。 [地下鉄での携帯しよう気をつけて|危険な時間帯など]

READ MORE ニューヨーク|サンライズマートの様子 2023年