Monthly Archive: August, 2022

ニューヨーク|テネメント博物館は移民の歴史館

テネメント博物館 ニューヨークへ移り住んだ最初の移民の生活などが面白い。 今回は、ニューヨークのローワーイーストサイドにあるテネメント博物館のご紹介です。ウェブサイトはこちら この博物館は、お子さんも一緒に楽しめる博物館です。ニューヨークの移民の歴史がタイムスリップをして体験できるでしょう。 テネメント博物館は、どこにある? 場所は、ローワーイーストサイドにあります。例えば、タイムズスクエアからだと、地下鉄で18分で着きます。使用するラインは、オレンジのラインです。MかFだとDelancy駅。Dラインに乗った場合は、Grand駅からも歩いて行けます。 ニューヨークのLESには、移民が住んでいた名残が現在もあります 今でも、ローワーイストサイドには移民が住んでいだ足跡が、建物やお店などに残っています。 テネメント博物館の説明によると、1850年頃は、ドイツ人とアイルランド人が移住。当初はガーメント(衣類)のビジネスを始めました。20世紀に入るとユダヤ人とイタリア人がそのビジネスを継承。そのまま衣類業を活発化させていきます。 その後、移住者がプエルトリコ人、そして中国人へと徐々にシフト。そして、ガーメント業も現代へ向けて衰退していきます。 中国人が移民として入ってこれるようになったのは、実は1965年以降です。その前からい中国人はいましたが、共産主義排除のため一時住めなくなりました。チャイナタウンも近いですよ。 こんな昔の建物も残っています。 例えば、公共施設。当時のパブリックトイレが昔のまま今もあります。 当時は、アパートが非常に狭かったため、お風呂やトイレがありませんでした。なので、上の写真のような共同施設がNYには沢山あったのです。歴史の記念として置いてある訳ではなく、壊すのが高いからそのままのようです。 パンデミック前は、もっと綺麗な状態で残っていました。しかし、ここ最近グラフィティーが増え、落書きでいっぱいになってしまいました。パンデミック前の写真はこちら また、1940年に撮影された写真はこちら ユダヤ系デリカテッセンー ニューヨークのアイコンでもある ここで売っているものは、例えば、ソーセージや、ハム、燻製のお魚やオリーブ漬けなどです。ユダヤ系デリカテッセンのポイントは、Kosher(コーシャ)のお肉を売っていることです。 テネメント博物館の見所は? このミュージアムの一番いいところは、当時の移民がどのように暮らしていたかを説明してくれるアテンダントがいることです。 チケット代は一回30ドルです。 当時の部屋の様子がそのまま残された住居を案内してくれます。タイムスリップをしたよう。歴史、環境、また改善への動きなど、歴史を追いながら、面白く説明してくれるので勉強になります。NYCのことをもっと知りたい人には必見です。また、英語リスニングの勉強にもなります。 エリスアイランドからLES 当時は、エリスアイランドへヨーロッパから船で到着。その後、検疫や入国手続きを終了。そして、ニューヨークのローワーイストサイドへと移動するのです。しかし、劣悪な環境だったこの地から早く脱出するために、仕事を見つけお金を貯める。そして、クイーンズやルックリンへなど他の区へと移動するのです。 多くのユダヤ人はブルックリンへ、多くのイタリア人はスタテン島へ、そして、アジア人はクイーンズやフラッシングへ、と言うように、分散しました。 移民の歴史がわかってくると、ニューヨークに住むのがもっと面白くなるわけです。彼らが、どのようにNYCを作り上げたのか?初めのスタート地点をこのテネメント博物館で覗くことが出来ます。 まとめ 今回は、テネメント博物館 のご紹介をしました。この博物館へ行くと、1850年以降に、移民してきた人々の生活や歴史を見ることが出来ます。まさに、タイムスリップ。ニューヨークに住む上で、この街の歴史を知ることはリアルなニューヨークを知ることです。是非おすすめです。...

READ MORE ニューヨーク|テネメント博物館は移民の歴史館

ニューヨークOPTとは?|仕事を得る第一歩

ニューヨーク OPT を利用して仕事をゲットしよう アメリカ留学をすると、卒業後合法的に一年間だけ働ける期間をもらえます。この一年をオプショナル・プラクティカル・トレーニン(OPT)期間と言います。今回は、このOPTについてご紹介です。卒業後、アメリカで働きたい人に役立てばいいと思います。 OPTとは?そしてどのような扱いになる? OPTは、海外から来たF-1ビザ保持者(学生ビザ)に与えられる特権です。語学学校、2年制、4年制、大学院のそれぞれの学位。卒業とともにOPTに切り替えられます。これは、あくまでも選択です。なので、OPTを取らずに2年から4年、そして院へ進むこともあり。 OPTを申請するプロセスは誰がする? 学校がお手伝いしてくれます。これは移民局との事項だからです。O-1やH-1などの労働ビザは複雑なので、弁護士が必要。しかし、F-1からのOPT申請は簡易なので大学が手伝ってくれます。なので、F-1ビザで常に必要なI-20フォーム(これは常に保管しましょう)。そこから、OPT申請のフォームに切り替わります。これは、短期労働扱いになるので、移民局から後日、労働許可のカードが届きます。Employment Authorization Cardと言います。 OPT期間の利点 オプショナル・プラクティカルトレーニングは素晴らしいシステムです。アメリカでハンズオンで働く経験が出来るからです。尚且つ、経験しながらドルで収入を得ることが出来ます。また、この間にお金を貯めることも可能です。 考える時間にもなる OPT期間中に次の学位のことを考える時期としても使えます。アメリカは年齢を気にしないので、一年ほど遅れて4年制の大学へ行っても、全く問題ありません。この期間に働きながら次の進路を考えることもありです。 [ニューヨークで瞑想の方法を習得|ヴィパッサナーとは?] 円安だからこその提案 とりあえず、2年制のカレッジへ行けるくらいの資金を貯める。そして、OPTまで漕ぎ着くという方法です。2年くらいなら、人とのシェア生活も出来るはずです。探せば、安い物件は今でもあります。本当に留学をしてみたい。と思う人に伝わればと思います。そして、卒業したらOPTを利用して仕事をゲットしましょう。 OPT中は卒業した学位に関連したところで働く 学位を取ったら、そこに限りなく近い職種を探すこと。例えば、私のようにグラフィックデザイン系なら、まずはインターンからでも始められます。そして、そこで自分が能力があることを証明することに集中するのです。そうするとビザサポートの可能性も出てきます。 自分のキャリアになることを求める。 別に卒業した専門課程に沿った仕事でなくても働けます。しかし、キャリアに繋がらない内容だと、フォーカスがずれます。例えば、学位があるのに日本のレストランでウエイトレスで働くとキャリアにはなりません。例えば、取得した学位がホスピタリティのサービスなどを勉強した場合はレストランやホテルのバーで働くことはキャリアになります。 [米国株投資について書いています] まとめ 今日は、アメリカで働くための第一歩。OPTについてご紹介しました。アメリカで働くということは、ドルで収入を得るということです。そこから将来がもっと見えてきます。参考になれば嬉しいです。

READ MORE ニューヨークOPTとは?|仕事を得る第一歩

英語の勉強|ニューヨークタイムズ の読み方

英語の勉強|ニューヨークタイムズ を読もう みなさん、英語はどのように勉強していますか?大体の方が日本語の英語教科書を手に取るのではないでしょうか? でも、長年英語を勉強していますが、日本語の教科書で英語脳が伸びたことは一度もありません。何よりも、英語で書かれたものを毎日読む癖をつけるのが、英語脳にする近道です。全てをはじめから完璧に読もうとしなくて良いのです。なんでも良いので英語の文章で書かれたものを毎日読むことです。そこで、ニューヨークタイムズについての記事です。 幼少期から英語を始める方が教育費をセーブできる ニューヨーカーの読み方 日本人がしがちな英語勉強法 英語を勉強する時、長文となると真面目な方は初めから最後まで読まないといけないと思う人が多ようです。わからない単語を途中で調べてしまい、内容がわからなくなってしまった経験はありませんか? ニューヨークタイムズのような長文の新聞は要点がわかることが重要です。今回は、英語の勉強の一環として、ニューヨークタイムズの読み方をご紹介します。 [オックスフォードの辞書はオススメの英英辞典] ニューヨークタイムズはファクトな英語脳にする 現在は情報を得るのはSNSやオンラインソースが多いと思います。またスマートフォン異存の時代でもありますね。ネットソースを悪用したフェイクニュースが直に入ってきやすいのも困りもの。しかし、ニューヨークタイムズはファクトチェックをしているのでソースの信頼性が高いことがポイントです。これを材料にして勉強するので、レベルの高い英単語も出てきますし、社会的な情報も英語で学べます。 ニューヨークタイムズとは? ニューヨークタイムズとは、世界でも最も由緒あるリベラルな新聞社です。創業1851年から続いています。残念ながらヤフーニュースに掲載されているニューヨークタイムズの記事は、具体的な内容をかなり省いて要点だけを掲載しています。実は、これは詳しく正しい情報が得れているわけではないことを自覚する必要があります。ニューヨークタイムズは、日本で言えば朝日新聞に近いかと思います。事情があったのは何故か、何が起こったのか、そこにまつわる過去は何か?など、英語で情報を入手する訓練が必要だと思います。 ニューヨークタイムズを読む前に 日本はどうしても「英語を学ぼう!」「英語を始めよう!」に意識が行き過ぎていて、英語を一つの課題や科目と受け止め過ぎている気がします。英語は科目ではなく、ツールです。世界の政治や経済がどう動いているのかストレートに取り込む。そういうツールと捉えると普段の生活の一部になりやすい気がします。 英語を大げさに捉えすぎている思考回路の例 英語を読むのに必須内容 まず、みなさん日本語が出来ています。その感覚で、同じルールを学べばいいだけのことです。英語は日本語よりも簡単かもしれません。英語が難しい点はただ一つ、単語の数が膨大なことです。単語力を伸ばせば、英語脳は結構無敵になるでしょう。文法は日本語より簡単なはずです。 [クリティカルシンキングについての記事] 長文読解に慣れるまで記事は全て読まない ニューヨークタイムズの記事を全て読むのは、アメリカ人でも稀です。読む訓練を受けていないと最後まで読みきれません。また、速読が出来ないと疲れます。この新聞は様々なカテゴリーに分かれています。興味のある記事を一つだけ選んで読んでみることから始めると馴染みやすくなります。例えば、カテゴリーは難易度の高い、世界情勢、アメリカ内の国政諸々に関すること。アートや食べ物など日常生活に関することは、身近な内容なのでわかりやすい。その中で自分が一番興味がある記事を一記事選ぶ。慣れてきたら増やしていけば良いのです。 ニューヨークタイムズのアートや食の分野:面白い アートやフードなどは確実に単語が優しいです。また、単語も日常生活に密着したものたち。興味のある内容であれば興味を持って単語を調べたりすることもできます。また、ニューヨークのトレンドをいち早く入手できます。 一つ記事を選んだらそれを全て読まない[初心者] 初心者の方が、全て読もうとすると挫折します。大体、初めの二つのパラグラフ(段落)に要点が書いてあります。そして最後の段落に筆者のまとめが書いてあります。しばらくはそれをするだけでも、情報が入ってきます。 中間の段落は? 二つの段落以降は掘り下げた内容が書かれています。例えば、政治に関する記事だと歴史的事実や過去の出来事。また、実際に人の証言などなど起こったことが具体的に記載されているのです。ファクトが書かれているという意味で具体的です。この辺はゆっくり慣れていけば良いと思います。 もう少し読む量を増やしたくなったら 長い文章の中で、それぞれの段落の初めのいくつかの分だけをハイライトしていく。それでも我慢して全てを読もうとしない。...

READ MORE 英語の勉強|ニューヨークタイムズ の読み方

ナンシーペロシ下院議長はどんな人?

ナンシー ペロシ下院議長はどんな人?動画あり アメリカの政治家、ナンシー ペロシ議長が、台湾、韓国、そして日本を訪問しました。アメリカ合衆国史上初の女性の民主党下院議員です。彼女の服装やメイクは華やかで存在感があります。しかし、見た目だけではなく、発言もハッキリと言います。また、結構感情をあらわに怒りを見せる姿も多々あります。そこは問題かもしれませんが、面白いです。 2024年アメリカ副大統領候補のティム・ウォルズさんってどんな人? ペロシさんはリベラル派 彼女は民主党でリベラル派。移民へやLGBTQなどのマイノリティーへ寄り添うタイプの政治家です。なので、彼女はトランプ元大統領を露骨に嫌っています。例えば、日本の政党だと、考えが社民党に一番近いかと思います。 移民に対して寛容 私たちが、労働ビザを取得できるのも、彼女の様に努力をしているアメリカの政治家がいてくれるからこそです。そして、アメリカが移民で作り上げた国だという自覚が持っていることも、重要な彼女のポイントだと思います。 アメリカの政治が身近に感じる理由 アメリカの政治は、民衆との距離が近いです。若者から老人まで政治に深い関心と興味を持っています。例えば、大学では政治の話をするのは当たり前です。それは、アメリカのメディアがしっかりと政治を取り上げるからだと思います。また、コメディなどを利用し政治と一般市民の距離を近づけています。 アメリカのコメディ 例えば、ステーブン・コルベアのザ・レイトショーや、トレバー・ノアなどが、面白おかしく、政治を批判する番組が主流です。結構、面白いです。ナンシー・ペロシ議長は、コルベアのゲストでも来てました。また、日本のようにお笑いと政治が完全に分かれている状態ではありません。夜の11時ごろに、一般の人がテレビやネットで政治家の考えていることを聞くことが出来ます。また、ジョークや辛口な質問をするので、人柄や話し方など素顔を垣間見ることが出来ます。そうすると、政治への距離が近くなりますよね。そして、関心も出てきます。 [トレバー・ノアのジャーナリズムに関する素晴らしいスピーチはこちらから 政治とコメディが一体化] ペロシさんのこんな一面 以下、動画どうぞ。笑っても大丈夫な動画です。 こういう大胆な行動に出れる人がいるアメリカは面白い。 まとめ 今回は、アメリカ政治家下院議長のナンシーペロシ さんをご紹介しました。少しても彼女のことを知ってもらえると嬉しいです。

READ MORE ナンシーペロシ下院議長はどんな人?

ニューヨーク治安 2022 状況 改善?MTA利用者数?

ニューヨークの治安状況 改善? 今回は、2022年8月現在のニューヨーク市で起こっている状況です。結論から言うと、元に戻り始めてはいます。他の州からの観光客も増えています。観光客などは、マンハッタンは歩けるので地下鉄を利用しない傾向があります。総合的に、地下鉄利用者は減っています。しかし、ニューヨークの活気は戻ってきています。 MTAがアップデートする地下鉄利用者の数 MTAは、毎日の利用者数を公表しています。サブウェイだけではありません。バスや、メトロノースなども含みます。もしも、今私のブログを読んでいる方で、ニューヨーク在住。さらに、平日の仕事へ戻る人などは、以下のリンクをチェックすると利用者数が把握できます。毎日のMTA利用者数をチェック →こちらから ポリスが増えた また、警察なども見回っているので以前よりは使用しやすいです。しかし、ラインにもよるそうなので注意は必要です。例えば、クイーンズ区に住む人。Rなどは人が全くいないので、避けた方が良いです。例えば、7ラインなどの常に人が乗る線を選ぶ工夫など。 地下鉄利用者数 サブウェイを利用する人。特に、平日はパンデミック前に比べると半分くらいしか戻って来ていません。地下鉄を利用する人は、ブロンクス、クイーンズ、ブルックリンからマンハッタンへ仕事へ行く人は使わなければ行けません。なので、In-Personでしか出来ない仕事の人は週5使わざるを得ないと言うことです。また、マンハッタンには、ERなども含めて、病院が多いので医療関係の人が利用している印象があります。小中高や大学もあるので、教育者も利用しているでしょう。また、レストランやサービス業など。 ロングアイランド レールロード このラインを使用する人は、クイーンズ区より向こうの長い島に住む人たちが利用します。そして、終点はマンハッタンにあるペンステーションといって、34丁目のWest Sideに位置する駅です。この駅はニュージャージ州からの人も利用します。 利用者数 以下グラフを見ると、週末の利用者80%くらいなので、マンハッタンへ戻って来ていることを示しますね。しかし、彼らがサブウェイを使うかはわかりません。と言うのは、マンハッタンで遊ぶ場合は、必ずしも地下鉄が必要というわけではないからです。おしゃれなブルックリンへ行く人は、地下鉄を利用しなければ行けません。平日は、やはり半分くらいに落ちてしまいますね。 メトロノース ライン このラインは、ニューヨークのアップステイトに住む人たちが利用する3つのラインです。西、中央、東と枝分かれするように走っているライン。そして、マンハッタンバウンドの終点はグランドセントラルです。42丁目が終点駅です。 まず、メトロノースはチケットが高いこと、そしてアップステートは中流階級から裕福層が多く住みます。なので、弁護士やIT系などを仕事にする人はこのラインを使ってミッドタウンまで仕事に来る人も多い。しかしながら、いわゆるホワイトカラー(事務労働に従事する人)は、リモートでも出来るので戻っていない人も多いでしょう。平日は60%までは回復しているように見えます。やはり、週末の利用者が多いようですね。遊びに来る場合は、人も多いので地下鉄を利用しているかもしれませんし、タクシーやUBER, リフトの利用かも。 周りの声と自分も含めて やはり地下鉄を避けるようにはなってしまいました。しかし、週末は割と気軽に乗れるようになりました。それは、夜12時以降も含めてです。人の乗らないラインを避ければ、割と安心して乗ることが出来ます。かしながら、地下鉄に乗る人が減ってしまったため、赤字なMTA。地下鉄の環境向上にお金をかけれない現実です。負のサークルで、汚い地下鉄を使いたくない人が増えてもいますよね。 夜は出歩けるようになって来たマンハッタン マンハッタンも歩けるほどニューヨークの治安は少し向上したと思います。しかし、夜はまだ気をつけて歩かなければいけません。また、お家へ夜中に変える場合はイエロータクシーなどを利用して帰りましょう。 まとめ 今回は、2022年8月のニューヨークの治安状況をご紹介しました。地下鉄は避けるものの、人はニューヨークへ戻って来ています。そして、特に週末であれば人が多いので安心して繰り出せます。また、地下鉄を乗る際には、人のあまり乗らないラインを避けたほうがいいです。気をつけてお出かけしてください。

READ MORE ニューヨーク治安 2022 状況 改善?MTA利用者数?

アーティストビザ3年延長できた友人NYCに戻らず

アーティストビザを3年延長できた友人 アーティストビザのO-1Aカテゴリーで3年延長をお手伝いしたイタリア人の友人のその後についてです。 何が起こったのか? 2020年の1月、2月ごろ。私は彼女のビザ書類のファイリングの仕方を教えていました。一度、移民局へ弁護士を通して資料を提出したものの、追加書類のレターが届いてしまいました。当時カフェでミーティングをなんどもしました。結果、3年延長に成功しました。 ニューヨーク市がロックダウン しかし、3月の中旬にコロナウイルスによる緊急事態宣言。外へ出ることは許されなかったので、しばらくはマンハッタンにいました。しかし、一人暮らしの彼女は耐えきれなくなり、イタリアへ戻ってしまいました。 コロナ渦で面接が出来ない しかし、イタリアへ戻ったものの、ヨーロッパもコロナ渦。アメリカへ戻ってくるために面接の予約はしたものの、連絡がこない状態になりました。面接が出来ない状態でビザが切れてしまったのです。 また、NYの治安悪化 彼女のNYCの住まいはイーストビレッジで一人暮らしでした。昨今のニューヨークは治安が悪化。先週、ローワーイーストサイド へ行きましたが、まだ浮浪者がうろついている状態です。それは、ロックダウン中にメンタル異常者を刑務所から解放したことが理由でもあります。その理由もあり、ニューヨークへ戻ることを断念したようです。 結局延長されたビザは? 2022年冬に有効期限が切れます。彼女に戻ってくる意思はあるのかを聞くと、今は無理だということです。なぜかというと、新しい住む場所を探さないといけません。しかし、アメリカはインフレーション真っ只中です。新しいアパートは現実的な値段ではありません。 しかし、NYCへ戻りたい思いはある ニューヨークへは戻ってきたいようです。この街ほど自由なところはないようです。イタリアもまた日本と似ているのか、保守的な部分は住みにくい理由。 ニューヨークで帰路 ニューヨークに住むにはビザや永住権が必要です。ここにいると何度も帰路に立たされます。そして、その1つの選択で今後の運命が変わっていきます。 まとめ 今回は、ビザを3年延長できましたが、パンデミックによって戻れなくなってしまった方のお話でした。彼女はまたニューヨークへ戻ってきたいようです。その時にはまたお助けしたいなと思います。

READ MORE アーティストビザ3年延長できた友人NYCに戻らず

ニューヨーク住みたい!|ローワーイーストサイドに住んでみる

ニューヨークのローワーイーストサイドに住んだ経験 ローワーイーストサイドへは約10年住みました。個人的な話になりますが、このエリアは音楽活動がしやすいエリアでした。今回は、自分が10年住んで良かった点をご紹介したいと思います。このエリアはシティバイクを利用すれば地下鉄を使わずに住める地域です。 ローワーイーストサイドはどの辺? このエリアは、マンハッタンのダウンタウンにあるごく一部。東側に位置する地域です。 ローワーイーストサイドの歴史 実はこのエリアの歴史こそ面白い。英語でチャレンジしたい方はこちらから。当時ニューヨークへ移民してきた人々が初めに住み始めた区域です。6000人近くの人口がこの狭いエリアに集結。移民用の住居地で大家族で暮らしていました。例えば、当時は浴場や洗面所、おトイレなど、全ては共同施設でした。また、インフラ施設が十分に整っていなかったので衛生上の問題がありました。 移民の流れ まずは、多くのドイツやアイルランド人移民から始まりました。そして、ユダヤ人、イタリア人、その他ヨーローパ人。第二次世界大戦後はプエルトリコ人、中国人が入ってきました。移民はやがて散らばります。例えば、ドイツ人が開拓していったのはUpper East Sideです。中国人はチャイナタウンを作りました。また、リトルイタリーなど。当時はイタリア人は迫害されていました。 ローワーイーストサイドはミュージカル発祥の地 ドイツ人の次に入ってきたのはユダヤ人。彼らがニューヨークのミュージカルを始めました。初めて作ったのはユダヤ人のアーヴィン・ベーリン。そして、ガーシュウィンなどもここで生まれ育ち、アメリカ音楽の発祥のエリアといっても過言ではないと思います。また、彼らが、譜面事業を始めたのが、ティン・パン・アレー。 [テネメント博物館へ行ってみよう] ローワーイーストサイドの特徴|音楽ベニュー このエリアには、音楽ベニューが沢山あります。バンドの卵が演奏するPIANOS が現在では一番若者が集まる場所かもしれません。私が住んでいた当時は、The Living Roomがありました。ここから、ノラ・ジョーンズのキャリアが始まったと言われています。他にもライブハウスやラウンジが沢山あるので、クリエイターが集まります。私のキャリアも、ここLESから始まりました。 市場|ESSEX MARKET 私がローワーイーストサイドに住んでいた頃は、古い方の建物でした。 新しいお店は、道を渡った向かい側に出来ていました。中のお店の人たちは、結構昔のままで、安心。色々なものを売っています。ここでは新鮮な魚や、ローカルコーヒー、チーズやパンなどを買うこともできます。 ローワーイーストといえば アレン・ギンズバーグから始まり、ジョンレノンも愛用した1915年創業の眼鏡屋さん。これも、LESの移民が住んだからこそ始まったビジネス。ユダヤ系ベラルーシ人が創業したお店です。黒ぶちフレームがオシャレなのは、このメガネ屋さんがあってこそ。 チャイナタウンが近い LESは、チャイナタウンへも歩いて行ける距離です。例えば、アジア系の食材など容易にゲットできます。また、中国やアジアン料理を食べたい時には歩いて行ける距離が嬉しい。美味しいベトナムPhoのレストランがいくつかあります。 ブルックリンへも近い ブルックリンとLESは近い感じがあります。場所も近いので、遊びに行き来しやすいです。マンハッタン島もブルックリンも好きと言う方には、本当にオススメ。また、仕事場がマンハッタンであれば、シティバイクなどの自転車でも通える便利さです。例えば、夜遅くにライブへ行っても、タクシーなども捕まえ易いです。 [地下鉄はOMNYを使おう|タッチレス] まとめ...

READ MORE ニューヨーク住みたい!|ローワーイーストサイドに住んでみる