ティム・ウォルズ副大統領候補の可能性とは?ミネソタ州知事が注目される理由

ティム・ウォルズ副大統領候補

こんにちは。ブログ『女神の前髪』のまえがみです。今年はアメリカ大統領選でとっても大切な年です。この結果で世界中が影響されてしまいます。

思い起こせば、バイデン大統領が次期選挙の大統領候補から撤退したのは6月末ですね。そして、カマラ・ハリス副大統領が正式に大統領候補となりました。そして、次期副大統領候補にティム・ウォルズ州知事が選ばれましたね。しかし、カマラ・ハリスさんのことはなんとなくわかるけど、ウォルズ氏はよくわからない。なんて声が聞こえてきます。「またおじいちゃん!?」と言う方々、いえいえ、彼はまだ60歳。カマラ・ハリスさんの一つ年上です。

だれ!?

ご心配なく。それは、アメリカも同じ状況です、「誰?」と言う感じです。突然現れたおじさんです。トランプとヴァンスのことを”Weired” 「変な奴らだ」と発言したことがバズったのが最近のニュースでした。

この”Weired”という言葉は「気持ち悪い」と言うほど強い言葉ではありません。「なんか、あの人変わってる」と言うようなニュアンスで若者がよく使う英単語だと思います。 

Ex. He is weired. または、I think my current situation is pretty weired 「私の最近の状況、すっごい変な感じなの」など。

など、軽い感覚で使う、感覚的な形容詞です。

ウォルズ氏がフィラデルフィアでの初スピーチを始めた日から、私は全ての演説動画を追っています。人の心を打つ素晴らしいおとっつぁんだなぁ!と言う印象です。

スピーチ前にはみんなにおじきをし、大事なのは「お隣さんのことを大事するthe common good (共通善)」を訴えています。この感覚は日本人の感覚と近いのではないでしょうか?久しぶりに、ハンブル(低姿勢)な素敵な候補者を見ました。

まえがみ
まえがみ

ウォルズが正しい発音です。「ワルツ♪」はショパンの曲!
ホイットニー・ヒューストンが通じないように、通じません!

本題に戻ります。今回、ティム・ウォルズ、ミネソタ州の知事として知られる彼が、2024年の大統領選挙に向けて副大統領候補としてかなり注目を集めています。この記事では、ウォルズ州知事がなぜ副大統領候補として選ばれたのか、理由を探ります。

ティム・ウォルズの政治的背景

ティム・ウォルズ氏は軍隊による奨学金制度で大学まで行きました。なので、裕福な家庭で育ったわけではありません。そして、就職は教育者としてキャリアをスタート。その後、生徒やコミュニティの熱い指示で政治の世界へと足を踏み入れました。彼は、20年以上高校教師をしていました。また、奥さんも公立高校の教師であり、兄弟も教師です。

彼はミネソタ州下院議員を経て、2018年にミネソタ州知事に就任しました。彼のリーダーシップと政策は、本当に多くの州民から支持されています。例えば、小学校の給食無償化や銃規制など。

コーチ!

また、最近「コーチ!コーチ!」と呼ばれている理由も説明。それは、弱かったフットボールチームを優勝へ導いた経験もあるからです。それらの経験を踏まえて州知事になり、かなりのリーダーシップを発揮しています。人を動かす能力ではないでしょうか?

副大統領候補として注目される理由

ウォルズ氏は、教育、医療、環境保護といった重要な政策分野でかなり成果を上げてきました。

特に、彼の包摂的なリーダーシップスタイルと、州全体の団結を促進するスピーチ力が、副大統領候補としての魅力を高めています。彼のリーダーシップは教育者、フットボールコーチ、また軍での経験。また、あまり話題になりませんが、中国で教師をしていた経験もあります。

彼の演説を追っていますが、人の心を打つ、まともな「人」としての姿勢が支持をどんどん集めています。一番重要な彼の一言はこれです

私は自分の価値観を妥協せずに妥協する方法を学んだ I leaned how to compromise without compromising my value

これは重要な言葉です。共和党と民主党の折り合いを付けてく上で一番必要とされる経験であり、スキルではないでしょうか。

2024年大統領選における副大統領候補としての立場

2024年の大統領選挙に向けて、民主党の副大統領候補としてウォルズ氏が選ばれた理由。それは、彼の中西部出身という地理的なバランスや、教育者としての背景がハリスさんの価値観と一致する点が強みとされます。また、高校教師だったことから、現在のイスラエルの状況から離れてしまった若者層の支持リターンを狙っていると思います。

他の副大統領候補との比較

ウォルズ氏は、副大統領候補として他の候補者と比較しても、その実務経験や州全体の統率力で優れている点があります。

シャピロ氏

ペンシルバニア州知事、副大統領の有力候補だったシャピロ氏の演説を見ると、彼もまた素晴らしいです。でも、彼は将来のアメリカ大統領に相応しい人物だと思います。喋り方もオバマ前大統領に似ています。

私が今回選ばれなかった理由としては、シャピロ氏もハリス副大統領のように元検事です。ハリスが元検事なため、二人検事バックグラウンドが大統領、副大統領になるのは将来のアメリカ政治にとっては偏りが生じます。今回の大統領選は、トランプを倒すことだけが目的ではありません。

ハリス副大統領は、国際的(軍事的)な観点、また、経済的視点から中流階級をバックアップするにはウォルズ氏が相応しいと決断したのだと思います。

また、シャピロ氏がユダヤ人だから選ばれなかったという視点もありますね。でも、私は完全にウォルズ氏の人間力にハリス副大統領が惹かれたのだと思います。

トランプ・ヴァンスの危険な2025年アジェンダ

これは是非みなさんも知っておく内容だと思います。

トランプとヴァンスが掲げている2025年の900ページものアジェンダは恐ろしい内容です。アメリカ史、数十年戻るどころではありません。100年以上前のアメリカに戻ってしまう可能性があります。

また、彼らは白人至上主義であり、キリスト教至上主義であることも念頭におきましょう。

  • 女性の中絶違法化
  • 人工授精違法化
  • 選挙権の剥奪
  • 移民政策強化
  • ロシアや中国、北朝鮮のような中央集権政治へと方向転換
  • トランプが大統領を続けられるようにする法の改正(安倍政権と似ていますね)
  • 法の下の政治を終了させる(恐ろしい!)

上のリストを読むだけでも恐ろしくありませんか?仮に、アメリカがこのような政治モデルになれば、世界にどのように波及するか想像するのも怖いですね。

まとめ

ティム・ウォルズ州知事は、副大統領候補としての可能性を持つリーダーです。彼の経験と価値観は、アメリカの将来に向けた重要な要素となるでしょう。2024年の選挙に向けて、彼がどのような役割を果たすか、引き続き注目が集まります。日本にいるみなさんにとっても影響してくるアメリカ大統領選。ぜひ、注目してほしいです。

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