アーティストビザを申請する方法
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アーティストビザを申請するには?
初めまして – ブログ「女神の前髪」の記事を書いている匿名まえがみと申します。ニューヨークでアーティストビザを申請した方々のお手伝いができるようブログを始めました。アーティストビザを申請するのは非常にストレスが溜まり大変なステップです。でも諦めずに必ず取得できるよう情報提供ができれば良いなと思います。
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私は10年間アーティストビザを持っていました。
アーティストビザとはなんでしょう?
アーティストビザは他にはO-1ビザとも呼ばれたりします。アーティストというだけで、何もパフォーマンスする人だけに与えられるビザというわけではありません。他には、美容師さん、寿司職人さんなど手に職を持った方々も申請できるビザです。
今回は、アーティストビザ申請に関する記事第一弾として、このビザの申請の仕方をお教えしたいと思います。
一般的な方法:弁護士さんに依頼する
多くのアーティストの方々はニューヨーク、またはアメリカ内の移民弁護士さんへ依頼してビザを申請するかと思います。現在は$5000くらいが相場ではないでしょうか?2024年のアーティストビザ申請者のお手伝いをした方の弁護士料金は$5000だったそうです。このお話はこちらから(残念ながらその方はアーティストビザを取得できませんでした)
基本的に自分の資料は自分で集めなければなりません。その資料をファイル作成してくれる。または、申請書類を代行で記入して申請してくれます。法律上の難しい言葉などもあるので、その点はプロの方が行なってくれます。
アーティストビザを弁護士事務所に頼らず自分で申請する
私自身、2013年に初めてアーティストビザ(O-1ビザ)を取得しました。その後約10年間、ビザを延長し続け、2020年には国際結婚を経てアメリカ永住権を取得しました。この間、初回自力で申請手続きを行い、その後延長を続けてきました。自分に関する資料はアーカイブとしてコツコツ貯め、蓄積したものをまとめて移民局へ送るという作業です。現在は、アーティストビザ取得に困っている方々をサポートする活動もしています。
自力申請のメリットとデメリットをご紹介
メリット
- コスト削減:移民弁護士の費用を節約できます。
- 手続きの理解:ビザ申請のプロセスを深く理解できます。
- 柔軟な対応:自分のペースで手続きを進められます。
デメリット
- 時間と労力:申請手続きには多くの時間と労力がかかります。
- 専門知識の不足:法律や申請書類に関する知識が不足している場合、手続きが複雑になります。
- リスク:手続きミスや書類不備が発生するリスクがあります。
自力申請のコスト
移民弁護士を利用せずにアーティストビザを申請する場合のコストについて、以下にまとめます。ざっくり全部で$1000以下だったと思います。
1. 書類作成費用
- 推薦状の準備:友人や同僚からの推薦状の依頼にかかる費用(謝礼やお礼の品など)
- 翻訳費用:日本語の書類を英語に翻訳する費用
2. 申請手数料
- USCIS申請料:O-1ビザ申請には、USCISへの申請料がかかります。
- ビザ発給料:ビザが発給される際の費用
3. その他の費用
- 郵送費用:申請書類の郵送にかかる費用
- コピー費用:申請書類のコピー作成にかかる費用
まとめ
アーティストビザを申請することは、多くの労力と時間を要します。また、膨大なストレスを抱えることにもなります。それでも、自分で申請したということは、コスト削減やプロセスの理解を深めることは大きなポイントでした。そして、自分自身もかなり成長することができました。私自身の経験をもとに、今後もアーティストビザ申請に関する情報を提供していきますので、ぜひ参考にしてくれたら嬉しいです。