Monthly Archive: December, 2023

アメリカアーティストビザ申請|詐欺まがいの弁護士に気をつけましょう

アーティストビザ申請|悪質な移民弁護士 今回は久しぶりにアーティストビザ申請に関しての情報です。ニューヨークで、たまに耳にする詐欺まがいの移民弁護士に注意を促す内容でので参考にしてみてください。 現在、私はアーティストビザ申請SOS内容を扱っています。ニューヨーク市内でアーティストビザを申請した20代前半のアジア人女性。詐欺まがいの弁護士に当たってしまいました。現在、ビザを却下されそうな危機的状態にあります。その悪質弁護士に代わり、現在ビザ申請のサポートをしています。1月半ばまでにREFに回答する形で申請しますので、結果は後日お知らせします。今回の経験を踏まえて何があったのか、弁護士選びの注意点などをご紹介します。 今回何が起こったのか? 今回連絡してきたのはニューヨークの某有名大学を卒業したアジア系ピアニストです。USCISに有名弁護士を通して申請しました。その弁護士事務所はSEO検索でも上位にヒットするウェブサイトもプロフェッショナルで煌びやかな弁護士事務所です。申請後、REF (The Request of Evidence)のレターが届いてしまいました。その手紙の内容は、以下。 あなたは、自国のフィルハーモニックオーケストラのゲストピアニストとして演奏しています。しかし、それだけでは卓越能力があることは証明できません。現在の仕事の内容もはっきりわかりません。追加の書類を提出してください。 REF のレター内容 というような内容です。 そのレターが届くとその弁護士は「もうどうすることも出来ません」と彼女を突き放しました。 まず、アーティストビザを初めて申請した場合、「犯罪歴」や「危険な思想」などがない限り却下されることはありません。このレターが届く場合は、単にアーティストビザを取得する基準を満たしていないという内容です。 注:アメリカで言う危険な思想とは、例えば共産主義思想やテロリズムなどです。 後日、彼女が提出したファイル内容を確認することに SOSのメール上の内容だと、 という最悪な状況でした。なので、数日後に彼女と面会しファイルを見せてもらうことに。 驚愕の申請ファイル内容とその弁護士費用 彼女が持ってきた200枚ほどの資料に驚愕しました。まず、致命的な間違いをしていました。彼女はO-1Bで申請したにも関わらず、カバーレターにはO-1Aと記載!この記入を間違えることは移民弁護士としてはちょっと信じられない間違いです。 また、全ての資料に目を通すのも億劫になるほどファイリングの雑さでした。と言うか、必要のない情報までもが沢山プリントアウトされた状態です。その弁護士は、彼女の卒業した某有名大学のウェブページをそのまま数十枚プリントしたのみと言っても良い物を提出していました。 弁護士事務所というのは、パラリーガルという法律に詳しい人材を雇っています。なので、そのパラリーガルが適当に仕事をこなした可能性があります。いずれにしても、杜撰な対応です。 その悪徳弁護士の費用は? そして、その弁護士費用はなんと$5000です。日本円にすると約80万です。その弁護士との間で彼女がどのような契約を結んだかは確認出来ていません。もちろん、払い戻しは出来ません。また、相手が法に詳しい人間なので今回の件を訴えるのも難しいでしょう。 グーグルでその弁護士事務所のレビューを見るところ、満足しているクライアントと不満のあるクライアントが半分半分で投稿されていました。マイナスな感想を投稿をする者に対しては経営者であろう弁護士本人がレビュー上で論破しています。かなり危険人物です。この弁護事務所は人を見てカモにしている可能性もあります。 私が詐欺だと確信した点 今回の弁護士は、ビザが取れる確証があってもなくてもどうでもよかった可能性がありです。アーティストビザは、先ほども書いたように、1度目の申請で却下されることは滅多にありません。また逆に、移民弁護士は却下される経歴はビジネス上作りたくありません。 運が良ければビザを取れそうなクライアントを選び、初めからREFが届く目的で申請し、手の施しような無く突き離す手法で儲けている可能性があります。 今回の悪質弁護士の思考回路...

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