Category: USA history

クーパーユニオンの魅力と歴史:創始者と入学方法

こんにちは!ブログ「女神の前髪」の投稿者まえがみです。今回はアメリカの教育、ニューヨークの大学の分野から記事を提供したいと思います。 皆さん、名門校クーパーユニオンの名は聞いたことがありますでしょうか?ほぼ無料で行けるアメリカのアートスクールです。 クーパーユニオンとは? ニューヨーク市マンハッタンのイーストビレッジにあるクーパーユニオン(The Cooper Union for the Advancement of Science and Art)学問と芸術の発展を目指した私立大学です。1859年に実業家・フィランソロピストでもあったピーター・クーパーによって設立。その独自の教育理念と歴史的影響から、現在も世界中の学生から高い評価を受けています。 彼の娘が設立したのはクーパーヒューイットミュージアム 創始者ピーター・クーパーのビジョン クーパーユニオンを設立したピーター・クーパーは、アメリカの産業革命を支えた偉大な実業家です。発明家としても名高い人物です。彼の最も大きな夢は、あらゆる人々に平等に教育を提供することでした。自身が貧しい家庭で育ったクーパー。十分な教育を受けられなかった経験をずっと引きずっていたようです。後に、すべての人が自由に学べる場を作ることに尽力し、その結果として誕生したのがクーパーユニオンです。彼の人生はカーネギーホールを設立したアンドリュー・カーネギーとも似ています。彼も生い立ちは貧乏でした。 産業革命による鉄鋼業で発展したスタインウェイ&サンズ 歴史におけるクーパーユニオン クーパーユニオンは、特にアメリカの歴史においても重要な役割を果たしました。1860年にエイブラハム・リンカーンがクーパーユニオンの「グレートホール」で奴隷制度反対の演説を行いました。これが彼の大統領選挙勝利に繋がりました。この講堂は、以降も多くの著名人が集まり、歴史的な講演や討論が行われる場となっています。昔は共和党がリベラルだったのですよ。 科学技術とアートの融合 クーパーユニオンは美術、建築、工学の3つの学部を持ち、芸術と科学技術を融合させた教育に力を入れています。特に美術学部は前衛的なカリキュラムで知られ、多くの著名アーティストが輩出されています。また、建築学部と工学部も革新的なプログラムを提供し、理論と実践をバランスよく学べる環境が整っています。 クーパーユニオンの入学方法 クーパーユニオンは、優れた学問と技術を学ぶために厳しい選考プロセスを経て学生を選抜します。以下は、入学手続きの基本的な流れです。 出願方法 クーパーユニオンの出願は、オンラインで行われます。大学の公式ウェブサイトを通じて、出願フォームに必要な情報を記入し、提出します。学部によっては、ポートフォリオや作品提出が求められることもあるので高質なポートフォリオが必要。 入学試験 クーパーユニオンでは学部ごとに異なる試験や評価プロセスが設けられています。美術学部の場合、作品審査が重視されます。工学部や建築学部では、アカデミックな試験やエッセイ、面接が含まれることがあります。 ポートフォリオ提出 美術や建築を志望する学生は、特に自身のポートフォリオの提出が求められます。ポートフォリオには、過去に制作した作品やプロジェクトが必要となります。卓越したクリエイティブな能力やデザインの才能が必要です。 面接...

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ナンシーペロシ下院議長はどんな人?

ナンシー ペロシ下院議長はどんな人?動画あり アメリカの政治家、ナンシー ペロシ議長が、台湾、韓国、そして日本を訪問しました。アメリカ合衆国史上初の女性の民主党下院議員です。彼女の服装やメイクは華やかで存在感があります。しかし、見た目だけではなく、発言もハッキリと言います。また、結構感情をあらわに怒りを見せる姿も多々あります。そこは問題かもしれませんが、面白いです。 2024年アメリカ副大統領候補のティム・ウォルズさんってどんな人? ペロシさんはリベラル派 彼女は民主党でリベラル派。移民へやLGBTQなどのマイノリティーへ寄り添うタイプの政治家です。なので、彼女はトランプ元大統領を露骨に嫌っています。例えば、日本の政党だと、考えが社民党に一番近いかと思います。 移民に対して寛容 私たちが、労働ビザを取得できるのも、彼女の様に努力をしているアメリカの政治家がいてくれるからこそです。そして、アメリカが移民で作り上げた国だという自覚が持っていることも、重要な彼女のポイントだと思います。 アメリカの政治が身近に感じる理由 アメリカの政治は、民衆との距離が近いです。若者から老人まで政治に深い関心と興味を持っています。例えば、大学では政治の話をするのは当たり前です。それは、アメリカのメディアがしっかりと政治を取り上げるからだと思います。また、コメディなどを利用し政治と一般市民の距離を近づけています。 アメリカのコメディ 例えば、ステーブン・コルベアのザ・レイトショーや、トレバー・ノアなどが、面白おかしく、政治を批判する番組が主流です。結構、面白いです。ナンシー・ペロシ議長は、コルベアのゲストでも来てました。また、日本のようにお笑いと政治が完全に分かれている状態ではありません。夜の11時ごろに、一般の人がテレビやネットで政治家の考えていることを聞くことが出来ます。また、ジョークや辛口な質問をするので、人柄や話し方など素顔を垣間見ることが出来ます。そうすると、政治への距離が近くなりますよね。そして、関心も出てきます。 [トレバー・ノアのジャーナリズムに関する素晴らしいスピーチはこちらから 政治とコメディが一体化] ペロシさんのこんな一面 以下、動画どうぞ。笑っても大丈夫な動画です。 こういう大胆な行動に出れる人がいるアメリカは面白い。 まとめ 今回は、アメリカ政治家下院議長のナンシーペロシ さんをご紹介しました。少しても彼女のことを知ってもらえると嬉しいです。

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クーパーヒューイット国立デザイン博物館

クーパーヒューイット国立デザイン博物館とは? クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館は、デザインとデザイン史に関する展示を行う唯一の博物館です。マンハッタンのイーストビレッジに位置するクーパーユニオンという才能あるアート学生がほぼ無料で入学できる学校の一部として、1897年にクーパー家の姉妹、サラとエレノア・クーパーヒューイットによって設立されました。 クーパーユニオンはニューヨークの難関大学ーアートと科学 私とクーパーヒューイット国立デザイン博物館 メトロポリタン美術館やウィットニー美術館ほど有名ではありませんが、なぜか20年前、ニューヨークに来て初めて訪れた博物館でした。理由はシンプルに「無料だったから」です(笑)。有料でなかなか足を運べなかったグッゲンハイム美術館についての記事もご覧ください。 グッゲンハイム美術館の記事 リングウッド・マノアでの体験 ニュージャージ州にあるリングウッド・マノアという広大な屋敷。バンデミック中に訪れたときの話です。特に調べずに気軽に向かった先が、広大な領地にある豪邸でした。その日はどんよりとした曇りでした。昼間なのに周りは暗く、マンハッタンから逃れるように向かいました。 途中、ひどい眠気に襲われ、到着したときにはひどい寒気と頭痛がしました。駐車後、仮眠を取ってから豪邸に入ると、悪寒がさらにひどくなり、早々に帰ることに。帰り道、頭痛が急に消え、回復しました。帰宅後、リングウッド・マノアの歴史を調べると、幽霊が出るという説がニューヨークタイムズにも取り上げられていました。 クーパーヒューイット家の歴史 初代の一族:ロバート・アースキン スコットランド出身のロバート・アースキンが最初にこの家を建設しました。彼は発明家でありエンジニアでした。鉄鋼技術がベンジャミン・フランクリンに認められ、鉄鋼を掘り始めました。 二代目の一族:ライアソン家 次に土地を買い取ったのはオランダ人のライアソン家です。彼も鉄鋼業で一時は成功しましたが、最終的には多大な借金を抱えることになりました。 三代目の一族:ピーター・クーパー ピーター・クーパーは大富豪で、クーパーユニオンの創始者です。彼もまた鉄鋼業で成功し、ニューヨークの発展に大きく貢献しました。 クーパーヒューイット美術館の創設 サラとエレノア・クーパーヒューイット ピーター・クーパーの孫娘であるサラとエレノア。祖父のフィランソロピーを引き継ぎ、無料でアクセスできる美術館として設立しました。現在のミュージアムがある建物は、実業家アンドリュー・カーネギーが晩年暮らした家でもあります。彼もまた教育やアートに投資したフィランソロピストです。 リングウッド・マノアに出没する幽霊 この写真はスペイン風邪は流行した1918年にRingwood Manorで撮影されたものです。このお屋敷も見てきました。真ん中にいるのは姉のエレノア、一番右が晩年のサリー(サラ・クーパー)歴史を知りたかったらこちら Photo Courtesy to Cooper Hewitt Museum 1人目:ロバート・アースキン 池のほとりで青いランタンを持つ姿が見えるそうです。...

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