コロンビア大学のミラー劇場 ニューヨークで現代音楽を楽しむ

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コロンビア大学施設内にあるミラー劇場のご紹介です。

ミラー劇場は1924年に設置された700人キャパのコンサートホールです。ここでの演奏の質は、カーネギーホールやリンカーンセンターと同様。しかし、内容が一風変わっています。世界最先端で活躍する作曲家シリーズ『コンポーザー・ポートレート』が有名です。そのほかに、ジャズ、ラテン、アフリカン、そして日本の雅楽も毎年披露されます。

私もなんども足を運んでいます。とにかく刺激的で、面白い!

例えば、シモーネ・ディナーステイン pianist

Simone Dinnerstein はここ数年よく招待されるピアニストです。自身で資金を集めグラミー受賞したプロデゥーサーと共に録音したバッハの「ゴールドベルグ幻想曲」のアルバム。2007年にテラークからリリースされて大ヒット、一気に有名になりました。今年は、とうとうカーネギーホールの一番大きなホールでも演奏しました。(スターンホール)



ミラー劇場で何度聞いても素晴らしいです。彼女の魅力は、母であり教育者でありながら、クラシック音楽界でも成功したところでもあります。女性に夢を与えます。

また、こんなアーティストも [ヴィジェイ・アイヤー]

ジャズ界の最先端を行くピアニストでもあり、作曲家のVijay Iyer ハーバードで作曲を勉強したアカデミア天才ピアニスト。

彼は、「コンポーザー・ポートレート」で演奏していました。新アルバム「Uneasy」もここで演奏されることを期待します。



そして、日本の雅楽も聞けます

毎年、日本の雅楽団がここで演奏します。私は、2020年のパンデミックの直前に行きました。そういえば、みんなゴホゴホ咳してましたね。

海外に出てこそ日本が見えてくるのはこういう場面です。日本にも素晴らしい音楽があるんだな。と再確認できる一幕。アイヌ音楽もここで演奏されたりします。まだ、三味線の演奏は聞いたことがありません。是非、開催して欲しいです。

最後に、ここへはNYC 観光でも来る意味あり

コロンビア大学のミラー劇場は観光で来ても価値があります。大衆音楽が好きでない方には特におすすめ。また、音を真剣に聞きたい人もチェック。また、もしもコロンビア大学への留学を考えている人は確認しておきたい場所ですね。

ここは知的エネルギーが溢れているので、色々な意味で刺激を受けると思います。また、大きなホールよりもアーティストとの距離が近い。さらに、講義形式でレベルの高いスピーチやクールな言い回しのインタビューも聞けるので「かっこよく使える英語」のリスニングにもなります。

是非是非、おすすめです。ニューヨークにいる方は一度足を運んでみてください。

[近くのハンガリアンカフェもオススメです]



[Citi Bikeでもいけます。急坂なので電動自転車で行きましょう!]

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