アメリカ・アーティストビザ申請Vol.7｜スポンサーからサインが必要な３つの重要資料
アーティストビザ申請の資料集めは３つの書類から始める
アーティストビザ申請において、どの資料から手をつければいいのかわからない。と言う方のための第一歩です。ビザを申請するための資料集めは膨大で複雑です。しかし、頭の中で整理をして、または紙に書き出すなどして重要な内容をピックアップしてください。今回は、その中でも一番重要な３つのものから集めることをおすすめします。
３つの資料
これらの資料には、スポンサーもしくは雇用者から自筆サインが必要です。そうなると、相手側の予定もあるので、ある程度の長さの時間考慮が必要になってきます、早めに行動することをおすすめします。以下、スポンサーから自筆サイン必要な３つの書類を説明します。
まず初めに、アメリカでいう自筆サインとは？
日本で言えば、ハンコと同じぐらい力を持ちます。クレジットカードなどの裏側にも自筆のサインをしますよね？自筆サインというのは、アメリカでは非常に重い意味を持っています。なので、人のサインをするなどを許可なしに使用するなど、重罪になりうることもあります。今回のビザ申請で、スポンサーからの自筆サインがどれだけ力のあるものなのかを学びました。
[スポンサー選びに必要なこと？]
１つ目、カバーレター
まず、作成した分厚い資料（ファイル）の一番頭にくるアウトラインの様なページです。この資料は、アメリカ移民局へ提出する分厚い資料の一番先頭に置きます。残念ながら、実際に私のスポンサーが書いたレター内容は著作権と個人情報上、省いてあります。しかし、全体的なフォーマットは公開しているので参考に見てみてください。以下のリンクから見れます。
[カバーレターのフォーマット公開]
コンテンツの内容としては、スポンサーが推薦文章や報酬などの紹介が書いてあります。それから、最後にスポンサーの名前とその下に自筆の署名が必要です。これは、書いてある内容が事実であることを証明するためです。弁護士さんに依頼する場合は、彼らが作成してくれます。そして、そのフォーマットに雇用主やスポンサーからサインを貰う形となるでしょう。自分で作成するか、依頼するかの違いです。
２つ目Form I-129
次に、I-129とはを用意しないといけます。これは、労働者が移民局へ提出する請願書です。例えば、このForm I-129の中に、様々な労働カテゴリーに分かれています。E, H, O, Pなど。
具体的に言うと、移民局のサイトへ行くとI-129FORMを無料でダウンロードできます。I-129というFormは労働ビザ全般の申請書の総合体です。この請願書の中に、アーティストビザ （O-1)のカテゴリーの人が記入する箇所もあります。他には、H-1カテゴリーもこの中にあります。注意：このフォームは定期的に更新されます。最新のものダウンロードしてください。
このフォームの中には２箇所サインが必要
以下の内容は、I-129FORM 中にあるセクションです。
- Petition for a Nonimmigrant Worker （労働者としての請願書）
- O and P Classification Supplement to Form I-129 （卓越能力者の請願書）
この請願書は２つの段階があります。初めは、労働者としての請願書。ここに働く期間や収入など具体的に記入欄があります。そして、次のOセクションでは、受益者がどのような仕事をするのかなど記入しなければなりません。このフォームはパラリーガルか弁護士さんに必ずチェックしてもらってください。弁護士さんにアーティストビザ申請を依頼する最大の利点は、この請願書を正しく記入できるところです。
３つ目スポンサーとの契約書
これはあなたをサポートしてくださるスポンサーや雇用者との間に結ぶ契約書です。英語でコントラクト(Contract)と言います。エイジェンシーをスポンサーとする方は、例などを探す必要があります。
私の場合は、学校との契約書でした。契約書の内容は以下の様な事項です。
- 期限はどのくらいか （この期限はビザ期限と同じものになります）
- どの様な内容の仕事をするのか
- お給料について
- 契約上のルール
などが書かれています。ここでは、契約書を確認した受益者のサイン。そして、最後に契約を結んだ相手のサインが必要です。
まとめ
今回は自筆サインが必要な３つの最重要資料についての記事でした。特に、カバーレターは文章も書いてもらう内容です。ここで注意したいのは、限られた時間の中で相手の時間考慮しなければならないことです。例えば、忙しい方だと、なかなか資料に目を通す時間もない場合があります。早め早めに動きましょう。
