ニューヨークの学校|ハンター大学附属学校は天才児がいくの?どのような子?

アメリカの子供達が本を読んでいる写真

ニューヨークの優秀な学校をご紹介

今回はニューヨークにある学校に関する情報です。私はピアノ個人で教えているのですが、その中に二人優秀なお子さんがいます。一人はカナダ系、もう一人は台湾系のどちらも女の子。二人ともハンター校へ通っています。今回はどこがどのように違うのか?みなさんに参考になる記事になれば良いと思います。

ハンター大学附属小学校とは?

ハンター小学校は公立の学校です。ニューヨーク・タイムズによると、ニューヨークで最も優秀な学校でアイビーリーグバウンドとも言われています。この学校へ毎年約3200人の生徒がアプライしますが、毎年男子女子それぞれ25人。計50人しか入学できません。ハーバード大学へ入るより難しいと言われています。

学費は?

入学出来ると、全無料です。

入学するときの面接ど受験

まず、第一次審査で、心理学者との一対一の面接があります。その時にIQを調べるようです。このハンター小学校は教育リサーチ校でもあります。そして、第二次で英語や数学などのテストです。

この記事を書こうと思った理由

先日、日本人の男の子でIQが高すぎて、行き場を失った子供のニュースを見ました。彼は、本当に学校がつまらないのだと思います。もし、ニューヨークのハンター校のようなシステムが日本に出来れば、どんなにこのようなお子さんが自由に勉強できるだろうと思います。このようなシステムが日本にも早く出来ることを願ってこの記事を書いています。

ハンター校の生徒Aちゃん

一人目にご紹介するのは、二年前までピアノを教えていた台湾ルーツの女の子です。ピアノは10歳でショパンの子犬のワルツを弾きました。絵が非常に得意で細やかな絵を描きます。運動神経が良く、水泳でもトップの成績です。また、ハンター小学校で行われる英語のスペリング・ビー(英単語のスペルを的確に当てる大会)で一位を獲得しています。さらには、バイオリンも習っていて、この前ソロ演奏していました。

どのようなご両親?

母親が厳しい方です。彼女が小さい頃は、ピアノのレッスンでも部屋で観察をしたがる厳しい方でした。しかし、不思議と彼女が大きくなるにつれて優しくなっていきます。「これは彼女の教育方針なのか?」と観察していました。日本のママとは全く違います。バリバリ働いている感じです。逆に、父はマイルドで穏やかです。ぼーっとしているタイプの方です。学歴はコロンビア大学でPh.Dを取得しています。母は麻酔師です。

ハンター校の生徒Bちゃん

カナダとイギリスのハーフの女の子です。最近ピアノを習い始めました。凄くピアノを弾けるわけではありませんが、覚えるのが早いです。一度行ったことは二度目に間違えません。そして、彼女の好きなものはバグ(虫)です。可愛い虫とか言うよりは、毛虫とかなんだか気持ち悪い昆虫を好みます。非常におとなしく、悟り得たような女の子で、不思議な子です。歌が好きで、現在はビートルズの弾き語りを練習しています。また、他に習い事として、テコンドーとコンテンポラリーダンス(マーサ・グレアム)を習っています。

ご両親はどんな人?お姉ちゃんもいます

両親共々、やはりPh.D取得者です。どちらも、某有名大学の教授をしています。ご両親どちらも全く厳しくありません。勉強しなさいと言うようでもないようです。生徒Bのお姉さん(同じく私の生徒)と話したところ、勉強しなくても生徒Bちゃんは出来てしまうようです。しかし、一度ハンター校へ入るとものすごい勉強量になります。それでも、生徒Bちゃんは無理なく普通にこなしている様です。

二人の生徒の共通点

二人の生徒に実はそこまで共通点はありません。生徒Aちゃんはピアノの曲は難しい曲までいきましたが、なかなか間違いを直せず結構大変でした。ただし、暗記力がすごかったです。生徒 Bちゃんは難しい曲を出来る可能性は低いですが、教えるのが非常に楽です。二人とも共通するのは素直なところでしょうか?

両親の共通点

教育熱心です。ピアノのレッスンには、共通する部分があります。それは、どちらも近くで見張っていたがります。前の先生は受け入れていたようですが、私は両方のお母様を「子供が自由にできないのでお願いします」と違う部屋か、レッスン部屋の外で待機してもらうようにお願いしています。練習内容は聞こえるので大丈夫です。

台湾系の母は昔こそ厳しかったですが、ある頃から突然穏やかになりました。私が見るには、彼女の教育方針だったと思います。しかし、残念なのは厳しいが故に、生徒Aちゃんの表現力がなくなってしまったことです。良い音は出るのですが、どうしても自由に弾けません。表現力のところでつまずきました。親御さんへのお願い、お子さんへ怒鳴る教育はおすすめできません。逆に、生徒Bちゃんのご両親は、どちらかと言うと静かな厳しさがあるのかもしれません。この家族は、まだ良くわかりません。しかし、お姉ちゃんのピアノの表現力は素晴らしいです。

ついでに知り合いの音楽家

ハンター小学校へ行き、ハーバード大学卒業後、現在即興演奏のピアニストをしている友人がいます。完全に天才です。いつも、ご両親がコンサートを見に来ます。

まとめ

今回は、ニューヨークのハンター大学附属小学校へ通う生徒さん二人の特徴をご紹介しました。ニューヨークで子育てをするなら行かせたい学校かもしれません。しかし、NYCには他にも沢山良い学校はあります。もし、動画の日本人のようなお子様がいましたら、ご検討することをおすすめします。

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