アメリカ留学・ニューヨーク市立大学|英語実力テストをパスしないと単位を取れない
ニューヨーク市立大学|英語実力テストをパスしないと単位を取れない
ニューヨーク市立大学で卒業単位を取得するには、まずCUNY Proficiency Requirements (CUNY 実力要件)を満たさなけばなりません。この要件を満たさないと、大学で卒業単位を取れないということです。それを知らない留学生がピットフォールに落ち、抜け出せず、お金まで無駄になることに。今回は、実力要件に関しての説明をします。
ニューヨーク市立大学|満たさなければならない実力用件とは?
このテストによって、一定の作文能力、読解力、そして数学の知識があることを証明します。どういうことかと言うと、これらが出来ないと、大学の授業には付いていけないと言うことです。
この要項はポイント制になっていてます。
日本のように100点満点のテストで80点以上ならOKという感覚とは少し違います。
- 英語: a score of 65 or more
- 数学: a score of 60 or more
パスできるポイントが60点以上と低めです。しかし、この点数に行くのがインターナショナルな学生には結構難しいのです。
数学について
数学については、日本で中学レベルまでしっかり勉強していれば大丈夫です。小・中学校で全く勉強しなかった人には再度勉強しないといけません。掛け算 引き算 分数 関数や図形など。
英語について
まず、読解力テストは時間が限られているので速読できなればなりません。訓練が必要です。執筆力も90分と言う限られた時間で「読む+考える+書く」の作業を考えると、とても短く感じます。
このテストをパスしないとどうなる?
英語のテストをパスしないと、ESLコースを再度受講しなければいけません。また、数学は小・中学生レベルのクラスを勉強しなければなりません。そして、問題なのは、これらの授業は卒業単位としては認められないことです。その上で、単位並みの授業料を支払わなければなりません。
[気になる大学費用に関してはこちらの記事から↓]
上記事内容の大学費用にESLコースの費用は含まれていません。なので、ESLをいつまでも合格できないとお金がどんどん掛かってしまいます。
ニューヨーク市立大学|このテストいつ受ける?
TOEFLのように予め日本で受けることが出来ません。学生ビザを希望の大学から発給してもらった後に受けるテストです。留学手続きを終えてから受けるテストと言うことです。注:留学手続きに関してはこのサイトでは扱っていないので、他の留学サポートをしてくれる会社などへ相談してください。
例えば、お金をセーブして2年生のカレッジに入っても、ESLコースで引っかかる。すると、想定外の出費が重なることになります。
CUNY Assessment Test in Writing (CATW) キャットはどう言う内容?
英語の中にあるテストの1つです。筆記テストです。日本であらかじめESLレベルの塾やクラスをとっていれば準備できます。90分以内に長文を読み、要点を掴んで、自分の意見をエッセイ形式で書かなければなりません。
ニューヨーク市立大学|難しい理由
- 時間は読む、考える、書くを考慮すると90分は足りません
- 英語で文章を書きたいが、単語が頭から出てこない
- 使用される英文のレベルが高い。例えば、宇宙、科学、政治など
- カレッジレベルのエッセイ形式を理解していないといけない
意見を言うのが苦手な日本人には苦手な科目
当時、多くの日本人がこの壁と向き合っていました。みんな、テストに落ち、再度ESLを取ることになりる。その分の卒業単位になるクラスが取れない。卒業が遅れていく。という悪循環です。
20年前はESLのクラスに3単位分支払ったと思います。例えば、1単位が$190ドルだったので$190 x 3単位の単位にならない出費です。
ピットフォールを避ける方法
あらかじめ、英語と数学の勉強をCUNYの大学へ入る前に勉強しておくことです。先ほども書いたように、留学手続きを終えてから受けるテストなので、十分な学力を持ってこのテストに臨むことです。そして、ESL(単位にならない英語のクラス)をスキップして、単位の取れるクラスを受講できるようにすることです。
数学は中学校の時の教科書を復習を
XやYの計算、グラフの見方などCUNYのサイトからどのような問題があるのかPDFをダウンロードし、勉強することができます。https://www.cuny.edu/academics/testing/test-preparation-resources/
英語の勉強はとにかく様々な文献を読むことです。
英語のテストを早くパスするためには、英語に慣れることが重要です。例えば、英語の新聞、論文、サイエンスマガジンや政治に関するマガジンなどを利用。要点に線を引いて、後でまとめるなどの訓練が必要です。日本にいる方は今のうちにESLを勉強することをお勧めします。
[このテストを準備するならNYタイムズを読もう ]
まとめ
今回はニューヨーク市立大学に入る前に受けるCUNY実力要件についてご紹介しました。大学費用を少しでもセーブし、早く卒業する為にも、あらかじめの英語と数学の勉強が必要だということです。