譜面の読み方の勘違い と 表現力|ピアノを習う理由
譜面の読み方の勘違い と 表現力|ピアノを習う理由
ピアノを弾く楽譜を読めるようにするに関する記事です。結論から言います。20人に一人くらいしか、譜面を初見レベルで読めるようにはなりません。
教えてきましたが、これに関しては向き不向きがあります。表現力に関しては、今まで教えてきた中で2、3人しかいません。では、ピアノを習う意味は?
これを見たときの譜読みに関しての勘違い
ギョッとする譜面です。この譜面はどうしたら読めるのか?
音符だけでなくリズムを理解する
音符を読めるだけが譜面が読めるという意味ではありません。この譜面を即座に見て、リズムを理解することが譜面を読めることに気がついていないです。いくらドレミファソラシドを読めるようにしても、リズムを正しく頭にイメージできないと、初見では弾けません。
どうしたらピアノ譜を速く読めるようになる?
実はつまらない練習曲をマシーンのように練習するのです。そして音の羅列になれることで譜読みは速くなります。例えば、シュミッツ、ハノン、チェルニー つまらない練習曲です。それらをいくつも読むことで譜読みの速さは増していきます。
次なるハードル 表現力とトーン(音色がある)
日本人の人はテクニックがあるけれど表現力に乏しいことはよく言われます。私はもしかしたらヤマハのアップライトのピアノに問題があるのではないか?思うことがあります。私は幸運にもStainerというドイツのピアノを親戚からもらいました。お金持ちとかでないです。偶然です。そのアップライトピアノの音色が今思えば鮮やかでした。
生徒のヤマハのアップライトが響かない
生徒の家のヤマハのピアノを弾いて音色がないことに毎回がっかりします。もしかして、日本人に表現力がないのは、ヤマハのアップライトの所為ではないか?と少し思い始めています。しかし、ヤマハのグランドピアノを録音した電子ピアノは素晴らしいと思いますが。
トーンと表現力
ピアノを弾けて、その先に表現と自分の音色を持つというところが大きな壁かもしれません。これは、教えてくれる人が必要です。
では、どうしてピアノを習うの?
一般的には音楽を人生で楽しむためです。そして、次に脳のためです。また、ピアノで譜面を読むと、洞察力が伸びます。それはなぜか?それは、初見が出来る人は、常に先の箇所を読んでいるからです。例えば、初めのシステムを読んでいるうちに、次のラインをすでに読んでます。また、次のページを弾く直前には、前のページを弾きながら、次のページの出だしを考えていたりします。なので、頭の使い方が変わるように思います。
指を動かすと、ポジティブ思考になる。なぜ?
指を動かすことが、脳の活性に繋がるからです。指先にはかなりの神経が集まっています。例えば、ボケ防止には指先を動かすなどありますよね?指を集中的に動かすと、どうやら脳からドーパミンが出るようです。
[ニューヨークのお勧めピアノ学校]
うちの子才能あるかしら?
ピアノの才能なんてなくていいと思います。親が、「うちの子才能あるかしら?」と思うのが愚問だと思っていて、それを発見するのは結構本人です。それは、本人がピアノが好きで好きで仕方ないという行動です。それを見たらナビケードしてあげてください。そうでないのにピアノを練習させる場合は、才能のためではなく、「脳を鍛える教育の1つ」です。子供に期待しすぎる親へは、私ははっきり言います。また、期待を大きくしたり、厳しくしすぎると、「表現力」が伸びません。
まとめ
ニューヨークでピアノ演奏している人は「ピアノが好き」で「ピアノしか無い」それ以上に、「表現したい人」がソロイストになっています。それは置いておいて、ピアノを習うことは、脳へとっても良い刺激です。なので、色々な意味でピアノを始めてみるのは、良いと思います。好きこそものの上手なれ♪