それでも、私たちがニューヨークに住み続ける理由
Why We Still Should Live in New York
物価が高くて、部屋は狭くて、地下鉄はしょっちゅう遅れる。
それでも、私たちはまだここにいます。
ニューヨーク。
この街に「住む理由」は、数字では測れない。
息をするように、夢を語れる街
ニューヨークでは、夢を見ることが日常です。
バリスタが俳優だったり、モデルがイラストレーターだったり。
「何をしてるの?」の問いには、ひとつだけじゃなく、ふたつもみっつも答えが返ってくる。
何者かになりたい人たちが、世界中からこの街に集まってきます。
そして、ここで「何者でもない自分」も受け入れられる。
そして不思議と何かを見つけることができて チャンスが訪れる
そんな街、他にあるでしょうか?
小さな奇跡が、毎日そこにある
朝、マンハッタンの小さなカフェで見知らぬ人に褒められたドレス。
夜、地下鉄のプラットフォームで聴いたジャズの音色。
道に迷ったとき、助けてくれた優しい誰か。
ニューヨークには、「誰か」の物語の始まりがそこら中に転がっています。
忙しすぎる日々の中で、ふと立ち止まると、
「今ここにいること」が、ちゃんとご褒美だと気づくのです。
多様性こそ、私たちの呼吸
肌の色も、音楽のように聞こえる多言語も、価値観も違う人たちが、
同じ公園で、同じ空を見上げる。
ニューヨークでは、それが日常である。
日本から来た私たちも、ブラジルから来た彼女も、
同じスーパーで野菜を選び、同じ空気を吸って笑い合う。
この街で「外国人」は、もう特別な言葉じゃないのです。
「住む」というより、「生きてる」を選ぶ場所
「ニューヨークに住むの、大変じゃない?」と聞かれることがあります。
もちろん、大変です。
でも、大変だからこそ、自分の人生を生きてる実感がある。
この街は頑張った分だけ 戻ってくる街です。
自分の力を認めてくれる人が、必ずいます。
Live in New York, because your story still matters
だからこそ、今あらためて伝えたい。
Live in New York.
この街に住むということは、ただ住所を持つことではなく、
自分の物語を、育てていくことなのです
辛い日もあるけれど、
この街は努力する人を裏切りません
最後に
ニューヨークは、何かを達成しなくても、
何者かにならなくても、
「ただここにいるあなた」をちゃんと認めてくれる街でもあります
もし今、ちょっと疲れていたら、
それでも、ここにいる自分を誇っていいと思います
ニューヨークに住むって本当に大変だ
こんな、街嫌いだと思っていたら
突然、新しい扉が開いたりする
不思議な街なのですよ